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第39回 COMPOFF野々市CS 3位 墓地ソースの紹介

はじめに

ご無沙汰してます、Bushiです。
このたびおおよそ3ヵ月ぶりにCS入賞を果たすことができたため、すっかり俺ルールとして定着したデッキ紹介について書き綴っていきます。

戦績:
第39回 COMPOFF野々市CS 3位

運営してくださったCOMPOFF野々市店の方々、対面してくださった皆さんに改めてお礼を申し上げます。

そして見事優勝したチェプ君、おめでとう!!!

デッキリスト

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このデッキを選択した理由

アナカラーデッドダムドを潰したかった。
この一心で握りました。

もう少し深堀りして話すと、最近のデッキ分布から今の環境で重点的に見なくてはならないデッキをアナカラーデッドダムドと赤白サンマックスの2つに絞り込みました。そこで両方のデッキに対して壊滅的な被害を与えられ、赤単ブランドやジョーカーズミッツァイルといったその他の環境デッキに対しても刺さる《暴走龍 5000GT》が非常に有効だという考えに行きつき、長年使用してプレイングにも自信のあるこのデッキを選択しました。

またメタゲームの偏移によって、天敵である《ポクチンちん》を無理なく採用できるジョラゴンジョーカーズや5000GTによるロックがほぼ通用せず、今年のクロニクルデッキによって墓地利用メタを手にしたモルトNEXTの母数が減少傾向にあったのも追い風となりました。

採用カード解説

《イッコダス・ケイジ/種デスティニー》×2

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青魔導具の《卍 新世壊 卍》対する回答札。
所謂おもちゃ枠で、「叩きつけたいカードがある」とはこのスイカのことでした。

これまで墓地ソースへ採用されたカード指定除去としては、私の知る限り《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》のみでした。しかし主の目的で運用するには4というコストは余りにも大きく、プライマル・スクリームや火文明の呪文を2回唱えたときの動きと比較して大幅なテンポロスを避けることができない点が悩みでした。

このカードであれば最小限のコストで《卍 新世壊 卍》を剥がすことが可能であり、天敵である《音奏 プーンギ》や《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》でさえも破壊することができます。ツインパクトの性質上、使用後は1体のクリーチャーとしても墓地へ送られるため、墓地ソースにおける墓地肥やしの観点から見ても一切の無駄がありません。

《撃髄医 スパイナー》×4

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闇文明トップクラスのトリガー。トリガーしか役割が無いとしても入れ得。

赤白サンマックスや赤単ブランドといった横展開しやすいビートダウンに対して1枚で戦況をひっくり返すほどのポテンシャルを秘めており、パワーの大きいクリーチャー相手でも《超戦龍覇 モルトNEXT》や《BAKUOOON・ミッツァイル》クラスならば捌ききってしまう大変優秀なトリガー枠です。このデッキにおける貴重な闇基盤でもあり、アフロいきま~すやイワシンなどで手札を捨てる際には色確保のためにあえて手札に残しておくこともあります。

くれぐれも《シン・ガイギンガ》の破壊は行わないようにしてください。

各対面のプレイメモ

〇アナカラーデッドダムド
《暴走龍 5000GT》の着地を最優先に立ち回ります。
元々受け札の少ないデッキでしたが、最近ではミラー戦を意識して受け札がハヤブサマル1枚という構築も多くなってきており、5000GTを着地させることでほぼ完封に近い状況を作り出すことができます。

《解体人形ジェニー》《悪魔妖精ベラドンナ》などのハンデスによって5000GTや後続の墓地肥やしが途絶えてしまうことがないように、なるべく2枚以上次ターン動くためのカードは抱えておくように意識しましょう。

ロマノフワンショットが環境に存在する都合上《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》も怖いところですが、こちら側が干渉できる手段がほぼ存在しておらず、多くても2枚までしか採用されていないため基本割り切ってプレイして良いと思います。

〇赤白サンマックス
《暴走龍 5000GT》の着地を最優先に立ち回ります。
《音奏 プーンギ》や《イオの伝道師ガガ・パックン》によって、こちら側の動きが1ターンでも止まってしまうと一気にアドバンテージを稼がれてしまうため、呪文コストを増加されても動き続けられるように手札管理を行うことを意識しましょう。

雑なワンショットプランに対してはトリガー(プライマル・スクリームは除く)やハヤブサマル1枚で返せることも多いため、盤面処理よりも墓地肥やしを優先してプレイしても大丈夫だと思います。返しのターンで5000GTを絡めたワンショットを叩き込んであげましょう。

先述の《イッコダス・ケイジ/種デスティニー》は墓地肥やしと盤面処理を同時に行える非常に優秀なカードです。引き込めた場合は積極的に活用していきましょう。

〇赤単ブランド
《暴走龍 5000GT》の着地を最優先に立ち回ります。
赤白サンマックスと比較して平均的に相手のキルスピードが速いため、割り切った試合になりがちです。実戦でも1枚目のシールドからスパイナーを引いたにも関わらず押し切られてしまいました。

お互いこれといったメタカードが搭載されているわけでもないので、5000GT着地までのターン数を常に計算しながら《百万超邪 クロスファイア》で殴り返すなど徹底抗戦していきましょう。

5000GTが着地した後は、不意の《爆殺!! 覇悪怒楽苦》《ボルシャック・ドギラゴン》に気を付ければ勝利は目前です。

〇ロマノフワンショット
最速でリーサルを狙える打点を組んで押し切りましょう。
5000GTを着地させてもほぼ意味をなさない対面のため《百万超邪 クロスファイア》を中心に打点を生成し、相手のキルターンである5ターン目までに押し切ってしまうのが主なゲームプランとなります。

《盗掘人形モールス》と《百万超邪 クロスファイア》を同時に着地させることができれば、モールスの効果でSAを回収して次ターン容易にリーサルまでの打点を生成することができるため、是非とも引き込んでおきたいカードです。

〇青魔導具
《イッコダス・ケイジ/種デスティニー》で《卍 新世壊 卍》を剝がしつつ攻め込みましょう。
上記のロマノフワンショット同様5000GTによる恩恵が少ない対面のため、5000GT着地の優先度はそこまで高くありません。ただしキルスピードがロマノフワンショットと比較して平均的に遅いということもあり、攻め込む際には5000GTも絡めて打点を生成できることが多いです。

どれだけ強固な盤面を整えたとしても《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》からの《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》で盤面が一掃されてしまうため、過剰打点を組めたとしても1,2枚は次ターンの再展開用に手札で抱えておいたほうが良いと思います。

《龍装者 バルチュリス》によるダイレクトアタックは非常に有効ですので、積極的に狙っていきましょう。

おわりに

以前準優勝したとき以上に見かける機会が減少してしまった墓地ソースですが、最近では環境最大母数のアナカラーデッドダムドに対して有利ということで少しずつ再注目されつつあります。

この記事を執筆している最中にも「墓地ソ作りたいです!」という声が実際数件寄せられており喜びを感じています。

地域の環境によっては《爆撃男》を採用したり、トリガー枠として《マッド・デーモン閣下/デーモン・ハンド》を採用したりと構築の幅があるデッキだと思っています。

GP9thの開催まで1ヵ月をきった今日、墓地ソースが環境に新しい風を吹きこんでくれれば幸いです。
それでは、また次の記事でお会いしましょう!

2019/09/10 Bushi

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