フォローしませんか?
シェア
誰からも見られていない遵守でも等しく意味を保つ君の目 ともすると終わりを萌した連続が縦横…
ここからの僕を静かに見ていてよ朝はひとしく残酷だけど 今ここで変わり始める君をみて六年前…
仲間とは呼べぬ程度の繋がりでいっしょに崖から堕ちる僕たち ストーブの音しかしない夜の端た…
2Hに負けるくらいの薄い目をぼくに向けては息を吐く君 退職の夜に広がる星空がおつかれさんと…
※文芸ユニット【午前0時】のいちごつみ短歌です。紅井りんご(♧)→昼行灯(♣︎)の順で詠みま…
冒険をいっしょにしていた友だちが戦死ではない死に方をした 覚えない傷を小指にこしらえて痛…
甘過ぎるあなたの未来予想図は百になるまであなたであった 生き死にの悩みのように夕飯を決めあぐねてる姪との散歩 ワイファイもここには届かないからと秘密のことを叫んだ夕べ
停止だけ伝えるような信号に止まれと言われお前は動く 売り買いの熱しか意味を持たずとも市場…
悔しくて涙を流す君といてどちらかと言えば永遠みたいだ ラジカセにカセット入れる音にだけ込…
損をする行為と言葉に色が差しモノクロのまま愛情が浮く 赤という定義を二人で追いかけて林檎…
誰宛に発した言葉でなくなって夕闇に溶け一人咳き込む シシトウは僕をいつでも狙い撃ち辛さに…
届かない定規の先を補填する宙から降りた煌めく埃 大丈夫時代があまりに早いから僕はパジャマ…
はじめての場所に自分を置くときにはじめて知った自分が三個 おわりだと言えばそうだと首肯し…
思いだけ背中についた君の先ゴールテープが間近に迫る 残業が他の誰かの手に渡り黒ずむ自由の翼を手にして 空白の三点倒立見るような君が施す空との調和