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付箋girl®︎は自分だけのものではないから

本日のSNSでもお知らせしました通り、この度付箋girl®︎及びfusengirl®︎の
商標登録を取得・完了いたしました。
名前の特許とでもいうのでしょうか、他者が勝手に名乗れないようにするための権利の仕組みです。

出願に動いたのは去年の6月なので1年弱かかったことになります。特許事務所に依頼し、お金もたくさんかかりました。
それでも商標登録をしたのは表題の通り、もはや付箋girl®︎が自分のものだけではないからです。

付箋に絵を描く、それはごく普通のことです。
付箋に人物を描くから『付箋girl』。特別ではない、これも思いつきそうな名前。
すなわち、作者が商標権を保護していなければ 先に権利を取得した第3者に名前を取られる、名乗れなくなる可能性があったということです。

いつかは取らないといけないかなとは思っていたものの 呑気でいられたのも昨年の春まで。デビューとも言えるART FAIR TOKYO 2022での展示の直後、大手のギャラリーでフェアで買われたものが五倍値で転売されてる、とご連絡をいただきました。付箋絵唯一の取り扱いギャラリーSho+1にその件の対応をお任せし、対策を練る中  自分が作者個人としてすべきことが名前の保護でした。

誰も知らない付箋girlが何者なのか。誰が身分を保証してるのか。
自分としては絵を主役にしたい、そう思って活動してきたことが逆手に取られ、いつの間にか声の大きい偽物にすり替えられてしまうかもしれない。
ないことじゃないんですよね。

でも、もう付箋girl®︎を名乗る権利を持つのは作者だけ。

こうして自分の名を名乗る権利を獲得した訳ですが、ただの『自分ごと』であればこんなに頑張れない。名前を取られても絵は描けるし、権利を管理するとなればお金が永遠にかかるし。
それを、もしもがあったら悔やんでも悔やみきれないと強く思わせたのはいつもSNSや展示で見てくださる皆様、オーナーの方々、ギャラリーの存在に他なりません。
付箋girlは唯一の付箋girl自身でいなければいけない
(言えばいうほどおかしいですが:))
何よりも この先もずっと皆さんと純粋に楽しむために。自分自身がそう強く願っています。



今回の商標権取得をたくさんの方がお祝いくださって予想もしていないことにびっくりしています。
ありがとうございます!
「付箋girlを守ったんですね」と言っていただけて本当にありがたいです。

で す が ! 

付箋girlを守っているのは皆さんこそだということを
自分は誰よりも、痛いほど知っています。

いつもどうもありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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