「例の展示/食うのか」5/5/22
こんにちは
先日のウロマガを見て興味を持って、行ってきてとても良かったので日記を書くことにしました、該当の日記とかぶる部分は適宜省きます。
内容はほぼ展示のネタバレレポです
ウロマガで伏せられていた部分を書くので、遠方で訪れられなかった人や展示内容が何だったのか知りたい人にオススメです。
会期が延長されて今日まで(5/6)ギリギリ見れるらしいです。行きたい方はまだ読まない事をお勧めします
街・会場
予約完了まで伏せられているので地名は書けないけど都内某所にある。やってるんだかやってないんだか分からなかったり昼間から酒を提供している店などがあり、生活といった感じだった。
早く着いたので会場周辺をうろついてたけど、ロケーションが本当に絶妙。会場となっている民家は家と家の間の細い道を進んだ場所にあり、さらにその民家を囲むように家が立っている。普通に歩いているだけならまず見つけられない。1ブロック離れて住んでるだけで気づかない人も普通に居るんじゃないか。
ウロマガに出てきた張り紙のある植え込みを探してみたけど見つからなかった。
展示①
すみません、写真を撮ってなかったので画像はほぼありません
一番早い時間の開場ぴったりに着いたけど、すでに2組中に人がいたので続けて入った。
入ってから気づいたけど土足でドシドシ上がってしまった、みんな土足だったから問題無かったかも知らない。靴のまま板廊下や畳を踏むのは背徳感があってなかなか良かった。
一階の展示は小さなテレビが置いてあり、無人の部屋の映像と「いつまでお風呂入ってるの〜」という子供を叱るような声が再生されていた。
間取り図には載っていないが右の部屋の隣は水回りのエリアにつながっている。キッチンとダイニングには調味料やケトル、そのままの煮干しとピーナッツなど、その他生活の痕跡が残されていた。数日前までは誰かが暮らしてたんじゃないかという生々しさがあり、しかしながら健全な暮らしがあったとはあまり思えなかった。
風呂場を見ると水を張った浴槽と麻紐があった、水はなみなみに張られているのがなんとも気味悪だった。
展示②
ここから先がウロマガで伏せられていた展示になる、以下ネタバレ。
部屋は締め切られており、快晴だったせいか蒸し暑く、背中にじんわりと心地の悪い汗をかいてきた
簡単に言うと、間仕切りのないフローリングと畳の部屋の真ん中に掃除機が展示とも放置とも言えるような形で置いてある。
掃除機は実際に電源を入れて普通の掃除機と変わらないことが出来た、だからといって何かが作動するわけではなかった。
ディテールを見てみる
天井から照明の電球部分だけが付いた物がぶら下がっている、片方は曇りガラスで片方は透明の電球だった、スイッチは破壊しそうだったので触らなかった。梁の一本に釘が刺さっていた
部屋のの奥には押し入れがある、ここは部屋の中でもかなり不気味で、所々引っ掻き傷がついており、パッチワークのように穴に紙が貼ってある。開けてみると布団や家具、なんらかのリモコンなどが入っており特に脅かし要素の様なものはなかった。ただスーツケースも入っておりこれは何か不穏を抱かされた。
下段には主催のPARAのイベントの予告チラシが置いてあった(いたずらか主催のお茶目かは分からなかった)
結果的に言えば、死体や理解不能な物体、直接的に呪いを連想させるものは無かったのだが、この部屋からは常に弱い敵意というか居心地の悪さが漂っており、部屋で1人になっていた時間はかなり最悪な気分だった。早く部屋から離れたかった
感想
最悪だったと直前で書いたけど、体験としては個人的にかなり好きだった。公に明かされていない廃墟に侵入するのにワクワクしない人間とかいないから。少なくとも普段文を書かない人間が記録に残しておきたいなというぐらいエネルギーを受けたのは確かです。
あと場所選びが本当に良かったと思う、何気なく立ち寄ったら奇妙な家だったみたいな…ロマンすぎる。一方で、もうあの家に近づきたくないとも思ってる。
肝心な呪われたのか、という所なんですが、あの部屋で感じた気配というかプレッシャーの様なものを今もうっすらと感じています。どうなんでしょうか。
読んでいただきありがとうございます。さようなら
会場を出たところで猫の鳴き声が聞こえたのでそっちの方に向かったら、煎餅とかが入ってる錆びた一斗缶が置いてあった。
中を覗いたらカツ丼の具の部分が2人前用意されていてめちゃくちゃハエがたかっていて一番最悪だった、食べた跡あったんだけど猫ってカツ丼食うのか。
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