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もっと、あなたの言葉が聞きたい
しんしんしんしん。
朝から雪が降り出しました。私が住む埼玉では、雪が降ることも積もることも、とても珍しい。雪が降るのも年に2、3回くらい、積もるなんてほとんどない!
雪が降ると、電車は大丈夫かな、とか、買い物や外出はできるかな、とか考えるところはあるけど、それでもやっぱり、屋根や道路や木々が雪化粧していく様子は、美しくて見惚れてしまう。雪には、心がおどる。
だけど、その気持ちは、息子たちの方がひとしお、みたいだ。なぜなら、私は宮城・仙台出身で、子どもの頃から雪はそう珍しくなかった。だから、埼玉で雪をみると、どこか懐かしい気持ちにもなっていて。
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今日の雪に、小3の三男は大喜びで、学校から帰宅するなり、すぐに遊びに出かけた。「雪がいっぱい降ったから、雪で遊ぶ約束をしたんだよ!」と、笑顔いっぱい。それを見ていた中2次男も「俺も外、行ってみようかな」と、出かけていった。
雪が積もる家の前では、三男と次男と、そのお友達たちが大小の雪玉を作って、雪合戦をしていた。投げる方も、投げられる方も、めちゃ楽しそうに盛り上がってて、見ているこちらまで、思わず笑顔になっちゃうくらい^^
リビングの窓から雪が降り続けるのを見ながら、次男がふと、言った言葉。
「仙台で生まれたお母さんにとっては、雪って当たり前かもしれないけど、埼玉の俺らにとっては、雪って、すごい特別でさ、ワクワクするものなんだよ」
そっかそっか、そうなんだよね。ずっと家族で、親子で一緒にいて、同じように暮らしているように感じているけれど、同じ景色を見ていても、私と息子たちは違う経験を積み重ねている。
よく考えれば、そりゃそうだっていう当然のことなんだけど、同じ雪景色を見ていても、感じることも、その景色が持つ意味も、どんな思い出として残っていくのかも、決して同じではなくて、違っているんだよなぁ。
目の前の出来事が、どう人生の1ページとして降り積もっていくのかは、息子たちそれぞれによっても異なっているんだろう。
親子って、家族って、本当に奥深くて、おもしろい。だからこそ、もっと、息子たちの言葉を丁寧に聞いていきたいな。
そんなことを思った、2023年2月の、雪の日でした。
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