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【ウマ娘】新時代の扉 4

先週の土曜日
劇場版ウマ娘「新時代の扉」4回目の観劇に行ってきました。

いやあ

映画なんて1回見てお終いというパターンの人が
殆どだと思うのですが

かくいう私も、映画に限らず、レンタルや配信でも
繰り返し見るという事はまずないんですが

この作品ばかりは
そうせずにはいられなかったというか
やはり見ごたえが違いますよね

近年の日本の映画界って
アニメが無ければ成立しない位じゃないですか

こうなるのは目に見えていたと言うか
昔はアニメ映画とか、実写の映画関係者はよく
バカにしてましたからね。

具体的には
例えば監督の井筒和幸さんなんかは
ジブリアニメの興行収入が盛況だったころに
「アニメなんぞに・・・」とか
テレビで言ってましたし
北野武さんなんかも
ジブリアニメとかが人気があるということは
認めつつ、やはり何か、一段低く見ている
フシのある発言をしてましたし
アニメが良かった!なんて事は言ったことないでしたから。

そういう状況の中
アニメを作る人たちは勉強を重ね
実写に負けない表現、シナリオで勝負してきました。

アニメ関係のクリエイターは実写作品に
対してもリスペクトしながら
アニメでできる表現を探求して来たのですが
実写の人はアニメの事をバカにしてきた。
(・・・ように私には見えた、という話です。)

そういう意識の差が、現在のアニメ人気の時代を
作り上げてきたのではないかと思うんです。

実写の人でも、例えば黒澤明さんなんかは
宮崎駿さんのトトロとかを見て
素直に面白がっていたし
アニメの素晴らしい所を語っていらっしゃいました。

実写の方でも、ちゃんとリスペクトを忘れない
創作者はいたんですよね。

黒澤明さんは、今は映画の世界に来る人材も
才能のある人はアニメの方に流れてしまって
と嘆いていらっしゃいましたが
もう何十年も前だったと思いますが
危機感を持ってらしたですね。


おはなしが、ウマ娘から遠ざかってしまいましたが


そんなわけで、現在の日本のアニメで
劇場にかかる作品というのは
もれなく面白い作品ばかりに
なっています。

下手な実写作品を見るよりも
実りがあるんじゃないでしょうか。

ウマ娘は競馬の史実をベースにしつつも
魅力的なキャラクター造形
競馬をアスリートの熱い思いたぎるドラマに
昇華させ
スポコンと言える
感動的なストーリーに
仕上げている作品です。

現実をベースにした一般作と
比べれば
ウマ娘という独特の世界を
舞台にしている関係上
見る人を選ぶ作品ではありますが
その辺をうまく突破すれば
私のようにハマってしまう事間違いなしの
素晴らしい世界がまっているのデス!!


加えて、アニメやゲームには
関係の無かった競馬関係の方がSNSで話題にしたり
競馬新聞や競馬ニュースサイトが
ウマ娘の新情報を取り上げたり
YAHOOニュースに声優さんの
話題が取り上げたり
声優さんもウマ娘にハマっていたり
いろんな方面に
とても良い影響を与えているウマ娘。


長ーく、長く続いて行って欲しいです。

というわけで、5回目も見に行くぞ!
と心に決める梅雨の夜なのでした。(終)

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