見出し画像

2020年10~12月プレイNintendo Switchゲーム所感

 Nintendo Switch用ゲーム購入&プレイ履歴と雑多な感想覚書。ほぼメモ。notゲーム紹介。未クリア含みます。

『黄泉ヲ裂ク華』(2020/10/15発売)

https://store-jp.nintendo.com/list/software/70070000011170.html

 お馴染みのDRPGメーカー、ということを寡聞にして全く知らずにビジュアルと設定に惹かれて購入。リンク先は完全版ですが私が買ったのはDLC無し版です。
 とにかく快適でプレイフィールがいい!というのが一番の感想で魅力に感じた点でした。今までプレイしたゲームでおそらく最もオートバトルが高速。自動移動などDRPGに求められる痒いところに手が届く機能完備。入力に対するレスポンスがどこもかしこも良好。SEもいい(と思ったらこちらは過去作の使い回しだそうですが)。
 あんまりスムーズで快適かつ難易度もそれほど高くない、というところに加わって音楽についてはあまり強さがなかった(そしてビビりなのでホラーっぽさが嫌だった)ので、途中からラジオアーカイブを聴きながらのプレイを始めてしまい、ゲームやってんだかラジオ聴いてんだか良くわからん、という状態になった弊害?も……。機能面で気になったのはマップの階層・エリアの繋がりがやたらわかりづらいところぐらいです。なんかこうアイコンなりで「先」の有無を示してほしかった。
 ビジュアルはグロい&暗い、で良くも悪くも印象的。個人的には大変好きな絵柄でしたが終始同種の閉塞感があり、設定上仕方がないとは言えもう少し変化があったら良かったなー、惹かれた特徴的なレトロ現代+和ファンタジーの雰囲気も結局ほとんどキャラ絵だけだったし……と残念に感じた部分もありました。おっさんはとても良かった。

▲過半数おっさんの図。ちなみに斬・防・忍・猟・聖・魔の平凡パーティ。

 シナリオも大筋はわかりやすく悪くなかったのですが、とにかく知らん単語まみれというか、過去作と思いきり繋がっているそうで、一見客としては先に言っておいてくれの念も。固定ファン向けジャンルであることは理解しますが正直閉じコン感を強く感じてしまいますね。
 色々言いましたが間違いなく楽しかったし造りが丁寧で好感度の高い作品でした。でもDLCは当面いいかな……やり込む気力が……

『はたらくUFO』(2020/10/28発売)

https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000036177.html

 スマホからの移植ですね。絵良し! 音良し! お安い! 楽しい! 高難易度難しい! 歌が頭から消えない! と何拍子もそろった実にHAL研らしい小粒の良作。いやこれホントにスマホでクリアできたのかい?てぐらい難しいステージは難しいし操作もパッドコントローラー向きのゲームな気がするんですけども。
 表裏全ステージクリアしたあともたまに起動してエンドレスチャレンジしては大抵20mにも届かずあー楽しいと言って終わっています。特にケチをつけるところもなく書くこともないので『ソリティ馬』もSwitch移植してくださいよと願望を残して所感も終わります。はーたらっくゆぅーふぉおー

『Stories Untold』(2020/1/23)

https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000023008.html

 気になっていたものをセールを機に購入したものの、携帯モードでプレイするにはいくらなんでも字が小せぇよ、となって1シナリオ終えたきり積んでます。小さいうえに演出でブラウン管に文章が映ったりするもんで端のほうが歪んじゃってもはや完全に読めない。演出は悪くなさそうなんですが……わざわざ大きい画面でやる気もあまり湧かないし。
 全くの余談ですが邦訳の際に「これなら原題のままで良かったんじゃない?」と感じるタイトルがままある中、これは訳したほうが良かった気がしますね。

『真・女神転生Ⅲ NOCTURNE HD REMASTER』(2020/10/29発売)

https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000027614.html

 言わずと知れた名作。無印もマニアクスも所持していたものの自分でプレイするのは初めて(当時は家族のプレイを見ていた勢)で楽しみにしていましたが、各所で取り上げられた通りレスポンス不良問題で出だしで盛大にケチが付いてしまいましたね。
 自分は幸いほかに進めるべきタイトルが山ほどあったため初悪魔合体で「ん?」と思った時点ですっぱり中断し、パッチが来たのでぼちぼち再開したところです。○×ゲームにまで手を入れてくれたのはいいけど、正直初めからやってほしかったしパッチも早いとは言えなかったよね……とりあえず予定だけ出してレスポンスのほうを先に直しちゃえばよかったのに。近ごろこういう最適化の甘さで発売すぐの評価(&価格)が一気に落ちて挽回できない……というタイトルが目立ってややげんなりの感があります。

『REPLICA』(2020/11/7発売)

https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000033321.html

 他人のスマホを操作して(させられて)謎を解いていく、いかにもインディーらしい変わり種ADV。コンセプトも舞台設定も面白いのですが、クリックポイントが渋い(感度も悪い)のと多いのとで面倒さがじわじわ高まってくるシステムでもありました。PC向けかな。
 自力で到達したエンドが3つ。あとは無精して攻略を見ちゃいましたが今どきマトリックスパロがあったりしてうーん……
 全体に一発ネタ感は否めません。否めないというか事実そうなのだろうという、「ゲーム」というよりは「作品」でした。

『天穂のサクナヒメ』(2020/11/12発売)

https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000029215.html

 話題性もあり発売前から1年余りずっと気になっていたタイトルでしたが、とにかく2Dジャンプアクションが苦手なため、いざとなったら家族に泣きつく了承を貰ったうえで購入。結果、米作りシステムに助けられ普通難易度で全て自力でクリアできたというゲーム内容にふさわしいプレイに。もし落下死があったら無事では済まなかった。トゲと爆弾は許さん。

 評価としてはこのクリア時のツイートにまとめた通り。本当にいいゲームでしたね。PCマルチで初手から国外展開もするということでどうなるだろうと思っていましたが、見た目のみならず物語・文化・習俗・思想・哲学に至るまでどこを切っても〝ニッポン〟ではなく〝日本〟全開でびっくり。通じていないネタや捉えられ方が違うエピソードが山ほどありそうです。虚舟まで出てきた時にはさすがに笑った。
 そうしたディープな「和」をむしろ押し出す造りや、リッチなフルムービーではなくリアルタイムレンダリングと一枚絵を複合的に使ったイベントなど、いま有るもの・成せるものを最大限効果的に用いる手法には、グローバリズムやら大艦巨砲主義やらに傾倒しがちな大手メーカーにも見習うべき点があるのではないかとすら思う部分も。特に異国出身かつ一神教の教徒であるミルテの存在を置くことで、ディープ過ぎる日本要素や神道要素を中和しつつ自然に説明するという構図は秀逸に感じました。こうした配慮こそ本当の全世界向けってものじゃないでしょうか。

『Fit Boxing 2 -リズム&エクササイズ-』(2020/12/3発売)

https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000028187.html

 内容をわかりやすく押し出すためか副題が付きましたね。DSの『押忍!闘え!応援団』を思い出します。どうにか続編出てくれないかな応援団。
 1のプレイ時間を確認したら350時間を超えていました。2も発売日から早速プレイを続けていますが順当にパワーアップ&機能改善されていて良い感触です。こちらについては近いうちに別記事でまとめたいと思います。

『Monster Sanctuary』(2020/12/8発売)

https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000033947.html

 ポケモンかと思いきやメガテン&探索with2Dドット、といった趣のゲーム。好きな要素の掛け合わせなので楽しそうだなと思い購入してみましたが、ふたつの要素は噛み合ってない……とまでは行かないものの、掛け算ではなく単に2要素ある、という意味での足し算にしかなっていないので驚いたと言うか拍子抜けしたと言うか。あくまで序盤段階での感想ですが、ずっと変わらなさそう。ゲーム自体はシンプルに出来が良いだけにそのあたりで余計にパンチの弱さを感じます。ドット絵も丁寧で見やすく動きもいい、反面どこかで見たことある感を覚えてしまったり……手堅くまとまり過ぎているということなのか、全体の完成度は確実に高いのに不思議な現象の起きているタイトルです。
 むしろいい意味で意外だったのは物語背景や設定が予想以上にしっかりしていること。ジャーナル(いわゆる「ポケモン図鑑」「悪魔全書」)の絵とテキスト量には驚きました。翻訳もとても自然で良いですね。ぽちぽち進めていきたいです。

『ピクセル ライン DX』(2017/8/24発売)

『ピクセル ライン DX ニューパズル500!』(2018/7/26発売)

『ピクセル クロス アドベンチャー』(2020/4/9発売)

https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000000468.html

https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000011446.html

https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000028395.html

 同メーカーさんの類似パズル系タイトルなのでまとめて。一番上は発売年から購入したもの、下ふたつは年末セールで購入したものです。あえてこのタイトルを選んだと言うより安いからとりあえず暇つぶし用パズルを確保したと言うか……むにゃむにゃ。
 実は一番上のタイトルはロードの長さに難があってシナリオクリアしたあとほったらかしていたのですが、改善を期待して真ん中の続編を買った後に起動してみたら、こちらもどこかのアップデートで改善されていました。ので都合700パズルほど残っていることになります。いつ終わるんだ……面白いからいいけど。
 ピクセルクロスのほうはいわゆるイラストロジックですが、こっちはこっちでやや操作性が悪く、ジュピターさんのピクロスシリーズの出来の良さを再確認するタイトルになっています。確定済み数字の色が薄すぎてテーマカスタムができるようになるまで投げ出す寸前だった。たまにカーソルが滑るのは駄目過ぎて擁護できない。イラストロジック自体の面白さと妙に愛嬌のある世界観&絵でプレイを続けている感じです。
 ゲーム自体にはあまり関係ないですが、こちらのメーカーさんはパズルの色使いが日本人の感性とはっきり違っていてちょっと面白いです。韓国のメーカーだっけ?

『Dicey Dungeons』(2020/12/16発売)

https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000036715.html

 年末の『Indie World』で大きく取り上げられていた即日配信タイトルですね。『Slay the Spire』のフォロワーかー、絵もポップだしもっとシンプルにした感じかな?と思いきや、フォロワーなのは確かですがシンプルにしたと言うよりはむしろ要素を足してひねった造り。まあ考えてみれば本家のほうがシンプルだったりするのは当たり前です。
 ひねっているぶん本家ほど中毒性は高くないながら、また違った手触りでこちらも楽しいです。音楽もノリノリで楽しい。まだ各キャラ一周しかしていないけど魔女が難しいな……

『秋田・男鹿ミステリー案内 凍える銀鈴花』(2020/12/24発売)

https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000034232.html

 前作『偽りの黒真珠』の感触が良かった(終盤のシナリオには難がありましたが……)ので購入、したものの相棒のケンのうっとうしさが笑いで済ませられる線を越えていて序盤で積んでいます……全く話が動いていない時点で評価してしまうわけにもいかないのはわかっているんだけど、ちょっとあんまりで……
 レトロと現代の融合を目指しているのは理解しますが、レトロな見てくれと面倒くささに現代ADVの悪いノリを足したような合体事故が起こってしまっている空気があります。最後までプレイした方からの評判は悪くないようなのですが、シナリオはともかくテキストが駄目なゲームのプレイを特に苦痛に感じるタチなので、再開できるかは望み薄かもしれない。


 以上、2020年末のプレイ記でした。序盤でやめたものと最後までクリアしたものとではっきり分かれてしまったかな。2021年は女神転生ⅤやゼルダBotW続編など既発表タイトルの続報に期待しています。まあこんな状況下でもあり、どちらも発売は来年以降になっても不思議はないなとも思っているけど……

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?