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2020年上半期プレイNintendo Switchゲーム所感

 Nintendo Switch用ゲーム購入&プレイ履歴と雑多な感想覚書。メモのようなものなので常体敬体入り混じり、notゲーム紹介。未クリア含む。

『Baba Is You』(2019/12/16発売)

https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000027159

 PC系からの移植インディータイトル。評判通りの面白さ。評判通りの高難易度。難しすぎて未クリア。たまに起動して「うーんやっぱり難しいわー。さっぱりわからんわー」となってやめる、をくり返している。「BABA has BABA」の挙動には大爆笑した。
 想像以上にアハ体験<試行錯誤ゲーム。「タイミング」の概念が発生するパズルが苦手な人には向かないかもしれない。「徐々に難度を上げる」「仕掛けごとにチュートリアル面を用意する」というお約束をほぼ放棄した仕様はインディーならではだけども、実際新規パズルゲームとしてあまり褒められた造りではないよねとは思う。

『幻影異聞録#FE Encore』(2020/1/17発売)

https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000023174

 Wii U時代にほとんど据え置き機を稼働していなかったのでやりたいと思いつつプレイできなかった一本。移植ありがとうございます。
 アトラス式バトルが大好物なので戦闘楽しい!の念だけでどんどん進めていけた。ダンジョンが割とかなり面倒なのもアトラス式……

 ストーリーもキャラクターも明るくて良印象。本家FEで贔屓のカインが主要キャラに採用されたのが嬉しくて正直それだけで満足……なのだけども個人的好みとして「女の子みんな可愛いけど誰か一人ぐらいは私(主人公)じゃなくて他へ矢印向けてくれないかなー」という感想はずっと付いて回っていた。あんまり集中されると自身も八方美人にならざるを得なくて少しげんなり感が……ただまぁせっかくの好意をよそへ散らされるのは絶対嫌ってプレイヤーさんも多いのだろうことは理解します。チキかわいいよチキ。
 実はちょっと道に迷ったところで積んでしまって未クリア。でもラスダンだし各キャラのサブストーリーは全部見たしもうクリアってことで良くない……?(良くない) 50時間以上プレイ。

『初音ミク Project DIVA MEGA39's』(2020/2/13発売)

https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000018699

 そろそろ新しい音ゲーやろうかな、ということで購入。3DSで楽しんでいたProject miraiとはグラフィック趣向が違うだけだろう、という認識でいたのでプレイ開始すぐに結構な差に引っかかってしまった。こちらは元がアーケードだから仕方がない部分があるとはいえ、CS向け音ゲーとしてはmiraiのほうがだいぶ良作というか……「曲とキャラクターがボーカロイド」である以外の特徴や面白みが何ひとつないというか……
 あと曲開始前のロードがもう数秒でも短かったらなぁ、なんて愚痴を漏らしつつそれでもぽちぽちプレイ中。

『ファイアーエムブレム 風花雪月 煤闇の章』(2020/2/13配信)

https://ec.nintendo.com/JP/ja/bundles/70070000006201

 DLCだけど新マップ+新シナリオのプレイだったので一応記載。
 難易度ゆるめの本編に対して、『暁の女神』のエリンシア編を思い起こさせる詰め将棋的なバランスがとても楽しかった。本編へのフィードバックのボリュームも嬉しく、追加ユニットがドツボにはまったこともあってすぐさま金鹿2周目をプレイ。お陰でリングフィット+フィットボクシングを3週間ほどサボり倒したけど悔いはない。
 今後のシリーズタイトルもこういう形でDLCが出てくれたらいいなと思わせられる大満足な追加コンテンツでした。

『あつまれ どうぶつの森』(2020/3/20発売)

https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000027618

 みんな大好きあつ森。すみませんとたけけが来た時点で自ら積みました。代わりに父がハマりました。それでも90時間以上プレイ。
 実はとんでもなく向き不向きがあるタイプのタイトルのはずだけど、ほとんど社会現象と言っていいほどの流行はさすがのひと言。「ゲームとしてどうか」「前作と比べてどうか」という評価はそろそろ不要に(というかある種みみっちい評価に)なってきているコンテンツなのだと思う。
 どうしても日々一定の時間が取られてほかの娯楽が手に付かない、ということで離れてしまったけどこれのお陰で数年ぶりに学生時代の友人たちと一緒にわいわいお喋りしながらゲームができた、島に帰れば愛しの1ごうがいる。それでいいじゃないか。

『ことばのパズル もじぴったんアンコール』(2020/4/2発売)

https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000022654

 定期的に「もじぴったんやりたい」の衝動に襲われていたので迷わず購入。そして思い出す「そういえばそんな得意でもなかったな」という事実。ゲームとしては見ての通りの例のアレなので特に言うことはない。これもやりたい衝動に襲われるたびにぽちぽちプレイ中。

『星になったカイロくん』(2020/4/29発売)

https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000021477

 カイロソフトさんのゲームはガラケー時代の友でした。これは他の経営シミュレーション型タイトルとはちょっと毛色が違って好きだったなぁと購入。そして思い出す「ガラケー時代もクリアまで行かなかったな」と略。楽しいけどほぼベタ移植なので待ち時間が多く睡眠導入剤的な効能あり。やはり携帯ゲーはヒマな移動時間にやるべきものなのではないか。

『グノーシア』(2020/4/30発売)

https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000027791

 個人的2020年上半期ベストゲーム(ただし初出は昨年のVITA)。システム・手触り・やり応え・シナリオ・キャラクター・グラフィック・BGM・プレイバランス全てが高パフォーマンス。真エンドまで没頭して20時間強プレイ。昨秋にプレイした『Return of the Obra Dinn(オブラディン号の帰還)』に続く「いいゲームをプレイできた!」「類似のシステムでぜひもう一本やりたい!」感の残る素敵タイトルでした。猫も杓子も状態で食わず嫌い気味でいた、いわゆる〝人狼ゲーム〟系コンテンツへの苦手意識もすこし払拭できた……かもしれない。

『アンリアルライフ』(2020/5/14発売)

https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000029736

 まずなんといってもSEとHD振動が素晴らしい。効果音にこだわりのあるゲームは良いゲーム、の例。グラフィックも「現代風ドット」という趣で非常に印象的でいながら、「綺麗だけど見づらい」の穴に落ちておらず何が描かれているか・何が起きているかわかりやすい点がとても好感触。
 そうして描かれるキャラクター、空気感は魅力的ながら、謎解き/パズルADVを楽しみたい、と思ってプレイするとやや物足りない印象。シナリオまわりも「少女が不思議な世界を旅する(+あのオチ)」という類型として世に数あるパターンに納まっている感はなくもなかった。ハルの言動の妙な幼さが少し引っかかってしまい、もっと実齢低い設定でも良かったんじゃないかなと……

『ピクロスS3』(2019/4/25発売)

https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000017215

 発売日とプレイ期間のずれが消化追い付いてない感を如実に物語るシリーズ3作目。最新の4作目も既に発売済みなことは(いずれすぐ5作目が出てしまうであろうことも)わかっている……どんどん多くなる収録題数に嬉しい悲鳴、と言いたいところではありつつそろそろただの悲鳴かもしれない。
 正直一番遊びたいのはメガピクロスなので通常ルールのほうはスルーしてしまってもいいんだ、クリップピクロスあんまり好きじゃないし、と思いながらも全てに星を付けないと気が落ち着かないジレンマ……現在プレイ時間15時間ほど。確かS2はコンプリートに50時間かかってましたね(白目)

『Xenoblade Definitive Edition』(2020/5/29発売)

https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000029710

 2の予習として3DSでプレイして「面白い! 好き!」とはなったものの、画面サイズによるプレイアビリティ面の難と、自身の主プレイ機が完全にSwitchに移行してしまった事情とで積んでしまったものをリマスター版発売で喜び勇んで購入。まず何より1でも2でも駄目なほうの意味で舌を巻かされたUIの大幅改善に度肝を抜かれる。なんかぽんこつUIにこだわりでもあんのかなとか思っていてすみませんでした。
 ゲーム部分は言うを待たない面白さ、ながら今はいったん能動的に中断中。再開する気は満々なので落ち着いたらまた手を付けたい。

『TETRA for Nintendo Switch』(2020/6/18発売)

https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000022203

 先行のPC/スマホ版の評判が悪くなかったので購入。個人的な感想としては、うんまあ確かに悪くはないけど……という感じで微妙なところ。キモの謎解き部分が「難しい」のではなく、今ひとつ「わかりづらい」のがマイナスポイント。全体に説明・匂わせが薄いからか、閃きや理解に繋がらない箇所が多いような。ヒントの文章も若干ストーリーに絡んでしまっているし、ヒントを見ながら進めるのが正解ということなんだろうか……。絵は奇麗で可愛い、反面クリックポイントに気付きづらいところがあるのもやや難点。

『デスマッチラブコメ!』(2020/6/25発売)

https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000027177

 姉妹作とも言える『レイジングループ』がとても良かったので……という気構えだけでプレイすると危険かもしれない一本。レイジングループの「人を選ぶ度」なんてものの数にも入らないぐらいのフルスロットルっぷり。「好き/嫌い」ではなくまず「許容/拒絶」で分かれるタイプの作品かと。個人的には合わないタイプだったけれどもひと息に最後まで読むことはできたので面白かった、のだとは思う。
 あらゆる意味でタイトルに偽りなしなのでホラー/ミステリ好きだけどラブコメ(とファンタジー)はあまり、な人にはお勧めできない。そして随所でレイジングループのクリティカルなネタバレにぶち当たるので、絶対にあちらより先にプレイしてはいけない。移植に当たっての加筆部分なのだろうけど良かったんだろうか……

 あとこれは結構真剣に、腐女子(オタク女子)の描写については「ねーわ」と思いました。リアリティがどうとか安易な描き方が不快とかの以前に、単純に「笑いを狙ったのであろうネタなのに特に面白くない、物語に深みを与える設定でもない、知識がある読み手にも無い読み手にも白けを感じさせる」という点で。ストレートに誰得。作者の方はこのへん別に知識不足なわけでもないだろうに、なんでこんな扱い方しちゃったんだろう。
 他のタイトルにも言えることとして、ノベルゲーに「安易な下ネタ」「ステレオタイプなオタクキャラ」を義務のように入れ込む風潮、望ましい・是非やれ、とまで推してる人ってそんなにいないと思うんだけど、どうなんですかね。

『ブリガンダイン ルーナジア戦記』(2020/6/25発売)

https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000022284

 SLGやりたいなーということで体験版を少し触ってから購入。前作はほとんど知りません。国取りタイプだからもう少し内政的なこともやるのかと思っていたら95%戦闘漬けの脳筋仕様だったのでびっくりした。
 SLGと言うよりはパズルに近いようなシンプルさで、開始数時間は「面白いのかこれ……いやでも決してつまらなくはない……」という念に付きまとわれながらのプレイ。特に盛り上がりがあるわけでもないながら飽きが来るわけでもない、ちまちま進めたくなってしまう妙な中毒性にまんまとはまって30時間、気付けば全土統一していた、というところもパズルゲームに近しいものを感じる。面白いということで異論ございません。
 基本「勝ちゲー」のようなのであんまりどうこう言う点ではないと思うけど戦闘バランスは割と大味。命中正義。つまり必中攻撃は正義。

 フレーバーとしてのビジュアル(イラスト)は素晴らしいの一言。シナリオもベタながら雰囲気良し(ただしテキストに中世ファンタジー観にそぐわない「軽さ」を感じるところがちょいちょいあるのは気になる)。6国全てクリアしたいけどまず100時間以上かかると思うとなかなか……

『ミスタードリラーアンコール』(2020/6/25発売)

https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000028224

 DS版(『ドリルスピリッツ』)でハマったなーと購入。GC版の移植とは知らなかった。
 カジュアルモードが用意されたのも納得の全体的な難易度の高さ。そして相変わらずのBGMの良さ。変則ルールのステージはホラーナイトハウスが好きです。とりあえずストーリーはクリアしたものの全レベルコンプリートはいつの日か……転がる岩コノヤロウ。

 改めてまとめるとなかなかの多さ……実は「買ってはみたけど10分でやめた」みたいなタイトルもあってさすがに省きました。ポチる前に少し調べる。これ大事。
 下半期も良いゲームに出会えますように。今はオリガミキングをプレイしつつ10月の『真・女神転生3』を楽しみにしてます。サントラ特典を選んだからマニアクスはダンテ版しか持ってなかったんだ。ライドウ本編も移植してほしいなー。
 

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