驚天動地イスラム国の本当の正体(証拠画像あり)

   イスラム国の正体を知るときに私たちは世界の仕組みを知ることができる。この世界の仕組みを知っていれば次にどのようなことが起こるかを大まかに予測することが可能になる。逆に世界の仕組みを知らなければ、いつも世界で起こる様々な戦争や紛争、経済の動きや政治的出来事に振り回されることになる。今回はイスラム国の正体を白日の元にさらしたい。

   イスラム国の正体を探るというテーマはとても大きいので今回は一つの切り口からみることにしよう。今回の主役はジョン・マケイン上院議員。ある程度の年齢の方ならご存知だろう。

   2000年の大統領選挙では、ブッシュJr .と共和党の指名を争った。大きな基盤と資金・知名度を持つブッシュが圧倒的に優位と見られていたが、選挙運動を集中的に行っていたニューハンプシャー州の予備選挙でマケインが20ポイント近い大差で勝利し、ブッシュ陣営を驚かせた。この影響で党内の穏健派がマケイン支持にまわり、アリゾナ州やミシガン州でもマケインが勝利、マケイン旋風という言葉が生まれた事は覚えておられる方も多いだろう。結局はブッシュに敗れ、共和党代表の座を譲る訳だが、2008年大統領選ではついに共和党代表まで登り詰め、オバマと大統領の座を争った。こう振り返るとマケインが大統領の座に近づいた共和党有数の有力者である事に議論の余地はないだろう。  そして今回もう一つ大切なのが自由シリア軍(英語: Free Syrian Army, 略称:FSA)という組織。自由シリア軍はシリア内戦で活動する反政府武装勢力の1つである。

  この自由シリア軍はシリアの反体制派では代表的な組織の一つ。2011年に設立し、翌2012年シリア国民評議会の下部組織である軍事事務所の監督下に入る見込みだったが、そうならなかった。一元的な指揮系統は存在せず「司令部」が乱立しており、2017年時点で約100の組織が割拠しているとされている。  驚くべきことにイスラム過激派アルカイダとは協力関係にあるとされていた。ここも1つ重要なポイントなので押さえておいてほしい。しかしアルカイダについてはまた回を新たにして書く事ににしたい。2013年9月には、アルカイダ系の武装組織(イスラム戦線)が自由シリア軍の拠点を攻撃するなど、両者は対立しつつあったと言うのが常識的な見解である。

  この自由シリア軍の戦闘員2000人ほどがトルコで訓練を受けている。日本にいるとなかなか意識する機会がないが、トルコという国は我々の認識以上に重要な国である。今トルコの4つの隣国、ロシア、イラン、イラク、シリアは、反トルコ同盟を作っているといっても過言ではない。トルコの唯一の同盟国は米国である。つまりこの地域においてとトルコは親米国家の要石といえる存在なのである。

   ロイター通信の報道によると、自由シリア軍の戦闘員は、ある時にトルコから供与された携帯式地対空防御システムを約20基配備している。また自由シリア軍は、トルコ始めとしてアメリカやサウジアラビア、カタールなどから支持を受けていることが公式に明らかにされている。はっきり言ってしまおう。自由シリア軍は有象無象の集まりを演じたアメリカの出先機関なのである。

   さて前置きが長くなってしまったここからが本題である。2013年5月、マケイン上院議員は、自由シリア軍のメンバーに会うために直々にシリアに足を運んだ。シリア内戦に関する重要な伝達事項(おそらくは軍事的援助あるいはそれ以上のものか)があったものと思われる。オバマ政権は、公式にシリアの野党の戦闘員に軍事的援助を約束していた。2013年2月オバマ大統領は反乱軍へ食料品、医療品、非致死的装備の追加輸送を直接承認した。マケインがこの用向きでシリアを訪れた事は嘘ではないだろう。問題はこのときのマケインの様子を伝えたABC、CNNニュースにとんでもないものが映り込んでしまったと言うことである。実際の動画を参照してほしい。一体何がとんでもないのか、注意して見て欲しい。

 https://www.youtube.com/watch?v=v0paLxAv49c

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