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講談の魅力を浴びる


夏真っ只中。
暑さに負けない工夫が欠かせない毎日ですが、みなさまお元気にお過ごしですか?

先週、講談師の神田京子さんに講談についてご教授いただくという夢のような時間を過ごした私は、あの時の感激がまだ薄まらず、興奮気味な日々を過ごしています。

昨年始まったフルタ丸講談という取り組み。
フルタ丸のみんなで何度も何度もフルタ丸講談とはなんなのだろうと考え、意見を出し合い、形にしては崩し、また別の形にしては崩しを繰り返し、今フルタ丸講談としてやりたいことはこれだ!を作って来ました。

講談には明確な正解があるはずですが、フルタ丸講談となるとその正解はどこにもありません。
どうするとフルタ丸講談になるのかを常に考えながら作品を作っていく先に、これがフルタ丸講談なのかも知れないを見つけていく作業の繰り返しです。

講談という素晴らしい話芸に敬意を持ちながら、フルタ丸講談としては自由に闊達に作品作りに向き合って来ました。

現時点で最高のフルタ丸講談はこれです!を目一杯に詰め込んだのが「口車ダブルス」でした。

その「口車ダブルス」の舞台が終わり、さて、次はなんだろなと考えていたところに、神田京子さんから講談を教えていただけるという豪華な機会が舞い込んで来たのです。

今年の初めに観に行った有楽町よみうりホールで開催された神田京子さんの大独演会。
講談の表情が目まぐるしく変わる話芸に引き込まれ、あっという間に時間が過ぎて行ったのを覚えています。
あの神田京子さんに講談を教えていただける!なんて…!!

考えれば考えるほど事の重大さにおののいてしまいます。
あぁ!それじゃいけない!と思い直し、こんなに貴重な体験は滅多にやって来ないんだから、とにかくなんでも見てこようと決めました。

当日、稽古場に現れた神田さんは、お日さまのように明るく健やかな方でした。
とても丁寧に講談のいろはを教えてくださり、素晴らしい講談を惜しげもなく披露してくださいました。

身体中で神田さんの講談にしびれ、興奮しました。
目の前で読み上げてもらった講談を今度はわたしたちが復唱する。
また続きを読んでもらい、復唱する。
自分の復唱する講談が全くよろしくないことは重々承知の上であっても、講談を復唱できる幸せが勝り、もっと良くなりたいと声を出せました。

神田さんのお話を通して「人に何かを伝える」とはどういうことなのかも教えていただきました。

夢のような時間はあっという間に終わってしまいましたが、とてつもなく濃厚で重みのある体験でした。

お忙しい中に時間を作ってくださった神田京子さん、ありがとうございました!

そしてこの機会を設けてくれたフルタさん、ありがとうございました!


篠原 友紀


■フルタ丸講談 vol.3『口車ダブルス』視聴チケット好評発売中!


チケット販売期間:2024年8月31日(土)23:59まで
購入者の視聴期間:30日間(720時間)
配信終了日時:2024年9月30日(月)23:59まで
視聴チケット料金:2,800円(税込)

チケットはプレイガイド「カンフェティ」で購入頂けます!
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