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小学4年生にタイムスリップ

この間の日曜日に開催されたフルタ丸のイベント「始まってもいないのに」。
たくさんの皆さまにご来場いただきました!
観に来てくださった皆さま、ありがとうございました。

イベントは、短編フルタ丸講談「走馬灯助演女優賞」の上演からスタート。
その後はフルタ丸メンバーと、ゲスト参戦してくれた松尾英太郎くんを交えてフルタ丸講談についていろいろとお話を。
イベントを観に来てくれていた次回公演に参加していただく涼田麗乃さんにもお話を伺え、最後は「フルタ丸のラジオ」の公開録音を!

会場となったRBLCAFは、両側の壁一面が本棚になっていて。イベント開始時は緊張していましたが、本に囲まれているうちに心が落ち着き、居心地の良い空間で、お客さまと一緒の時間を過ごせてとても楽しかったです。

イベントが終わり、お帰りになるお客さまとご挨拶をしていた時のこと。

ある女性から声をかけられました。
「わたしのこと、覚えてる?」って。
その女性の雰囲気は聡明で、お淑やかで賢そう。
どなたのお知り合いかなぁって思っていた方。
んんん?
という表情をしたわたしに、
「小学校のとき一緒だった○○○○」と言う彼女。
「!」
その瞬間、受付で見たお名前と彼女が発したお名前、そして小学校の時仲良くしてくれた大好きなMちゃんの名前がガシャンと合致して、目の前に当時のMちゃんが現れたのです。
「Mちゃん!!!」
つい大声で叫んでしまいました。

Mちゃんは小学生の時にとても仲良くしてくれたお友達。

Mちゃんは中学校受験をしたので、中学校進学で別々の学校に通うことになり、それ以降は疎遠になっていました。

まさか今ここで会えるなんて!!!!!

Mちゃんと本格的に仲良くなったのは4年生で同じクラスになった時。
Mちゃんはお勉強ができて、ピアノも上手。
物知りでお話が面白くて、一緒にいて本当に楽しくて。
交換日記を生まれて初めてやった相手もMちゃん。
当時、最寄り駅の近くにサンリオショップがあって、2人でそこに行って日記帳を買ったんだ。
「ザシキブタ」というキャラクターのA5サイズのハードカバー、鍵付きの日記帳。
2人の秘密がたくさん書き込まれるであろう日記帳に鍵が付いているなんて、なんてドキドキするんだろうと胸が高鳴ったな。
Mちゃんは日記でおすすめの本とかを教えてくれたなぁ。
Mちゃんの文字は少し丸くて可愛かったなぁ。

Mちゃんにお願いして何度も弾いてもらったピアノの曲が頭の中で再生されて、Mちゃんがピアノを弾いているその風景とか、交換日記のこととかがものすごいスピードで思い出されて。

目の前のMちゃんは、私が大好きだったあのままのMちゃんだったし、相変わらず大きな瞳がとても可愛かったな。

イベント会場まで車で迎えに来てくれていたMちゃんの旦那さまともご挨拶させてもらえて。
スマートで爽やかな旦那さまはMちゃんととてもお似合いで、もう何から何まで本当に嬉しくなっちゃいました。

7月のフルタ丸公演は2人で観に来てくれるなんて、またまた嬉しいことを聞いてしまって。
胸がいっぱいでまともにお話できなかったけどそんなのいい。たまたま私を見つけてくれて、えいって会いに来てくれた。演劇に憧れていたけどまだ演劇を始めていなかった時の私を知っているMちゃんが、演劇をしている私を観に来てくれた。

再会出来たあの時からずっと私幸せです。

Mちゃん!見つけてくれてありがとぉー!!

篠原 友紀

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■フルタ丸講談vol.3『口車ダブルス』

講談+現代劇で描くフルタ丸講談の第三弾は、
言葉のガソリンで回り続ける保険屋たちの群像悲喜劇!


日程:2024年7月10日(水)~14日(日)
会場:下北沢 小劇場B1

ご予約:https://ticket.corich.jp/apply/318102/

公演の詳細は特設サイトでご覧いただけます。


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