いただいたご意見に対して「本当の基準はどこにあるの?」と思ったこと

Mori production🍅×10(@kiuru0519)さんにいただいた以下のご意見に対して,大切なことなのできちんと文章にまとめようとしたのが本記事です。
Mori production🍅×10(@kiuru0519)さん,改めまして,ご意見ありがとうございました!
https://twitter.com/kiuru0519/status/1571977599949344768


ご意見ありがとうございます!
このツイートに連なる他の方との会話も拝見して,Moriさん(と呼んでも大丈夫ですか?)が問題だと感じたのは,①近藤さんが今回の問い合わせをしたこと と,②同伴しての入場を断られたことを「ディズニーに,性的指向の多様性への理解がないことによって断られた」かのように言っていること(すり替え) の2点なのかなと拝察しました。違ってたらすみません。

先に②について私見を述べると,こちらは「おそらく問題あり」だろうなと感じています。その理由は,私の勝手な推測ですが,ディズニー側が「同伴しての入場はご遠慮ください。その理由はあなたの持つ性的指向です」とは言わないだろうな,と思うからです。

ただ,「大きなミクさんの入場はご遠慮ください」とディズニー側が近藤さんに伝えたメールに,その理由としてどんなことが書かれていたのかは明らかにされていませんので(あるいは明記はなかったのかも),結論は出せません。とはいえ,繰り返しですが,ディズニーが性的指向を理由に同伴しての入場を断るとは考えにくいので,近藤さんは上記の「すり替え」を行っているように私も思えます。よって「おそらく問題あり」だと感じているわけです。

次に①ですが,「問い合わせをした」という,そのこと自体に問題がある,というふうにMoriさんがお考えなら,うーんそれはどうだろう,本当に問題があるのかな?と思います。

Moriさんがこのツイートに連なる他の方との会話で書いてくれた幾つかの事実(公式見解とか)を拝見しますと,確かに,大きいミクさんを同伴しての入場を,ディズニー側は許可しないだろうと推測されます。ただ,私達はディズニーの関係者ではないので,その推測はどうしても推測の域を出ません。ですので,「今回の問い合わせはすべきでなかった(問い合わせの前の段階で,ディズニーの基準で判断してそもそも止めるべきだった)」と考える根拠は無いように思われるのです。

もちろん,今回の問い合わせ以前に,例えば「人と同じくらいの大きさの,ディズニーに関係のない架空のキャラクターの人形の類は,持ち込み禁止です」といったような,公式見解などがあったならば別ですが・・・。その場合は,「近藤さん,もうちょっとちゃんと調べようよ」となるでしょうね。

こう書いてきますと,「いやそこは空気を読めよ」と言いたくなる方もいらっしゃるかなと思います。この場合の「空気を読む」とは,暗黙の裡に既に存在している基準に沿って行動する,ということかと思います。ではその基準とはどういうものかと考えると,Moriさんのツイートにある言葉を借りれば,「ディズニーの世界観を求めている他の来場者が不快感を持つ可能性がある」という「一般社会人的観点」での基準かと思います。

しかしそれは,繰り返しなのですけれど,上で書いた,「推測としてのディズニーの基準」です。「推測の域を出ない」ので,本当のディズニーの基準ではありません。

「ディズニーの関係者ではない者の推測に基づく基準であってもそれに従うべき」と言いたくなる方もいらっしゃるかもしれませんが,それは何故なのでしょう,と思ってしまいます。本当のディズニーの基準を優先すべきではないでしょうか。それを確かめるために,問い合わせるのは,適切な行為だと思うのです。

結局は,引用ツイートでalさんが言ってらっしゃることに尽きるように思います。つまり,「結局聴かなきゃハッキリしたとこはわからない」ということです。
したがいまして,「問い合わせをした」という,そのこと自体には問題はないように思うのです。

ちょっと話は逸れますが,「問い合わせをする」そのこと自体が「問題あり」となる場合ってありますよね。「二次創作をしたいので,公式に許可を求める問い合わせをする」とか。少し前にそんなことがありましたが。そういうマズいことも,今回の件に関してはなさそうかな,と思います。
むしろ,可能性は少なそうですが,これから同じ問い合わせをしようとする人が出て来るかもしれませんけれど,近藤さんのツイートを見て取り止める,という可能性がちょっぴり増えたわけですから,ポジティブな意味もありそうです。

ここまで読んで下さりありがとうございました。
いわゆる「推し活」をする全ての人たちが共存できる状態を模索し続けることは,文化や趣味の保護と発展のためにとても重要なことだと,今回改めて感じました。このような機会をいただいたことに感謝申し上げます。

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