開店まであと12日
僕の家に一泊した友人と共に、作業に使う段ボールを郵便局で購入し、枡野書店へ。
軽作業を済ませる。
お笑い好きの友人なので、オードリーの春日さんが昔住まわれていた「むつみ荘」に行きたいとの事で散歩がてら向かう。
その後、前回お世話になった「弁天湯」さんへご挨拶。お礼を兼ねて枡野さんの「短歌タオル」をお渡し。
とても喜んでくださり枡野さんのNHKの番組チラシと共に「弁天湯」に飾っていただけることに。
18時、天徳泉さんにて古本興業開店。
今回の本のテーマは「新生活」
響きだけ聞くと、キラキラした新しい始まりを感じさせる言葉ではあるけれど、学校や会社に入り環境が変わって上手く馴染めないでいる僕のような方達に向けて本を選書。
おかげで暗いタイトルが並んでしまう。
開店直後忘れ物に気づき、たまたま通りかかった古本興業で前回も本を買ってくださったお客様にお店を任せて一旦帰宅。
慌てて戻ると、数名の方が古本興業目当てで足を運んでくださっており、少しお待たせする形になってしまった。
天徳泉さんのイラスト付きポストカードも、本とセットで購入してくださるお客様ばかりでとても気に入ってくださっていた。
そして、天徳泉さんの番台の上という1番目立つところに飾らせていただけることに。
僕を撮影するために、わざわざ高画質のカメラをレンタルしてくださったお客様にたくさん写真を撮ってもらう。
京都での活動をSNSを通して観てくださっていたお客様に差し入れをいただいたり、今うちの本屋で若様のことが話題になっていますと書店員さんに声をかけられたり、販売の回数を重ねるごとに古本興業目当てで足を運んでくださるお客様が増えてきて、本当に続けていてよかった。
本業の放送作家という仕事はとてもやりがいがあって好きだけれど、直接お客様とお話したり笑い声が聞けるわけではないし、裏方仕事なので「なにをやっているかよく分からない」というイメージを持たれがち。
本屋という実店舗を持ったプラットフォームを通して、同じ本好きの方達と本について話し合ったり、今まで本をあまり読んだことのない方達に本を薦めるという場が持てるということはとても贅沢なことだと改めて感じた。
そして今回も地元の友人が来てくれる。
今までの天徳泉さんでの銭湯販売に一度も欠かさず足を運んでくれている下地は、遂に誕生日を迎えた。もはや僕の本屋で働いてくれないだろうか
そして正面から見て僕の右隣にいる男は、学生時代に僕と漫才コンビを組んでいた長田という男。
いわゆるクラスの人気者タイプで、不登校だった僕は最初は毛嫌いしていたのだけれど、唯一なぜか3年間同じクラスで、気がつくとコンビを組んでしまっていた。カリスマ性は皆無だけれど、飛び抜けたスター性を持っている男。
毎回天徳泉に足を運んでくれる下地は、趣味でカメラをやっていて前回僕を撮った写真を送ってくれる。
今回も大盛況で古本興業閉店。
友人に搬出を手伝ってもらい撤退。
なんだかんだ言いながら、いつも手伝ってくれてありがとう。
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