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ハピネッツの背中を押せるのは

8人でどうやって?

野球の人数より少ないロスターですけど。

前節からの故障者(藤永、赤穂、ザック、保岡)にプラスして、まさかの古川までもが体調不良にて欠場。

川崎に乗り込んできたハピネッツ戦士達は
王、田口、熊谷、ライスナー、中山、小栗、長谷川、カーターの8人と前日選手登録の発表があったアンジェロ・チョル、元田大陽(モトダタイヨウ 東海大4年 特別指定選手)の2人
なんとか10人になりました。 


この中で王、小栗は長崎戦ではプレイタイムはあったが(怪我人多発のため)実戦経験の少ない選手。チョルは富山を退団した選手であり一緒に練習をしたのは1日だけだそう。

スターティング5とセカンドユニット

スタートには、PG熊谷 SG中山 SG田口 FPライスナー CFカーター
うん。良い感じだ。このメンツならやれる。長崎戦のような21点ビハインドなんて展開は避けたい。
が、またかい。。。
とにかく川崎のシュートが入る。打っときゃ入るだろってぐらい入る。
ヒースから始まり、藤井連続3Pを決めると、篠山にまでスリーを決められ一気に川崎に走られてしまう。

さぁ!またまた流れを変えようじゃないか!とセカンドユニットの登場か!?と思ったら、前半シュートタッチに良くなかった熊谷を下げ、前節18得点だった長谷川と交代させる。今節もシュートタッチは好調で、早々にスリーポイントを決めた。
が、しかし、長崎戦で大きな仕事をした小栗に当たりが来ない。王はパスが手につかず1on1のディフェンスでは川崎の外国籍を抑えることは出来なかった。このメンバーでの練習など皆無だろう。王、チョロ、元田、、小栗、長谷川のラインナップになると攻め手に欠けた。

ディフェンスのコミュニケーションミス

メンバーが揃わないのでオフェンスのフォーメーションが使えなかったと熊谷選手が試合後の会見で答えたが、チームとして一番機能しなかったのはディフェンスだと思う。GAME2後の会見で中山選手のコメントで言ったように、ディフェンスのエラーが多くあった。
ルーキーの元田選手、チョル選手が出場している時間に川崎にファストブレイクされることが続いたり、ゴールしたが空いてしまったり。GAME1では藤井選手、篠山選手にアウトサイドやアシストを何本も許し、GAME2ではインサイドを攻められた。ディフェンスで中を絞ろうとしても、何処かが必ず空いてしまう。ディフェンスが生命線の秋田にとっては苦しいゲームだった。

経験値

小栗選手、王選手の2人は前節の長崎戦で大きくステップアップした。
それが川崎戦では通用しなかった。川崎のプレッシャーの網に何度も苦しめられターンオーバーをしてしまう。
ゲームの中でそれをフォローするほどの余裕はチームにはなく、ベンチで必死に声をかけても、なかなかリズムはつかめずに試合は進んでいった。
前田HCはGAME2では、中山選手、熊谷選手には30分以上プレータイムを与えた。(中山選手は35分越え)2人とも中山選手はディフェンスで、熊谷選手はオフェンスで力を発揮した。
一方、25分の出場時間で2本だけの3Pに終わった(8得点)田口選手。膝の怪我から1年。プレータイムを抑えながらシーズンを戦ってきた田口選手はシュートの精彩を欠いた。

ベンチ裏だけじゃなく、会場に詰めかけたクレージーピンク

GAME1でウィンブッシュ選手に体当たりされ吹き飛ばされた長谷川選手はしばらく立ち上がれなかった。GAME2で接触し、みぞおちを抱えて座り込んだ熊谷選手。何度も肝を冷やす場面があった。
幸い怪我にはならずに済んだが、これでガードまでもが離脱したらチームは終わる。満身創痍。まさにこのチームのためにあるような言葉だ。

でも、選手は下を向かず最後まで戦った。
そんな秋田の選手を後押ししたのはベンチ裏をピンクに染めたクレージーピンクと呼ばれる秋田ブースター。いや、ベンチ裏だけじゃない。ゲーム後、選手が手を振る先全てにクレージーピンクはいたのだ。
タイムアウト、ヘッドコーチチャレンジの時にもずっと声を出し応援をする。人口減少に悩む過疎の進む秋田県にこれだけの熱さがある。その声は、想いは選手を突き動かしたのは間違いない。

ホームでの茨城戦

次節は水曜ナイトゲーム。ホームに戻っての茨城戦だ。
川崎戦の前半の終り際にベンチに下がったライスナー選手。後半は出場がなかった。前田HCが会見で明かしたのは、ライスナー選手の怪我。
次節、どこまでロスターがそろえられるのか。古川選手が出場できない(もしくはベンチ入りのみ)可能性も高く、出場してもベストなパフォーマンスは出来ないだろう。経験のある選手が田口選手、中山選手、熊谷選手、長谷川選手、カーター選手の5名。PTの少ない王選手、小栗選手、助っ人のチョル選手、ルーキーの元田選手。9名のロスターで茨城ロボッツと戦うことになるのかも知れない。
そんな逆境を後押ししてくれる大きな存在がブースターだ。
クレイジーピンクが大挙してCNAアリーナを埋め尽くし、声援を送ることで選手は力をもらい勝利へと向かう。
ここで連敗すればCSは大きく遠のく可能性もある。ブースターの力で選手の背中を押すのはこの時だ。

怪我人が早く戻ってこれますように。
そして、もう怪我人が出ませんように。


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