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POSSI HATOYAMA #2        1月の結果と検証

2024年1月 総発電量 764.7KWh 24.66KWh/day

オフグリッド成立日 9日(0時を起点として24時間買電しなかった日) 


赤丸で囲まれている日がオフグリッド成立日

まだ1年目のことなので、今年の発電量が多かったのか少なかったのかはわかりませんが、積雪や日照時間のことを考えるとこれ以上は求められないでしょう。

想定より暖房にかかるエネルギー消費は少なかったと思います。
1月でも地中の温度はプラス。ヒートポンプで熱を奪われて地中に向かっていく不凍液の温度はマイナス2度、それが地中をめぐるパイプを通ってきた際には0度に「温められて」戻ってきます。

外気温がマイナス20度にもなるのに、自然エネルギーでのその「加温」はまさしく地球からのギフトです。
真冬の夜でも室内の温度を20度に保つために消費している電力は0.5kw程度。ドライヤーの弱程度の電力で一軒丸っと温めているということ。
現状で地中熱HPが最もエコロジーな暖房設備と言って構わないと思います。

それだけ省電力なら数日くらい曇ったりしてもオフグリッド成立する、と思っておりましたが、落とし穴が数か所ありました。
給湯。つまりお湯をつくるとき。
給湯は夜中の安い電力を使って沸かすのがセオリーですが、うちでは日中の太陽光のある時間、気温が高い時間(給湯は空気熱ヒートポンプで沸かすので)に作動させています。
残量にもよりますが、それが最低3時間程度は続くので、お湯を作るのに6KWhは使ってしまうことになります。
蓄電池はリーフの40KWhと置き型の9KWh、合計49KWh。
暖房は仮に0.7×24時間で16.8 お湯で6 あと冷蔵庫やIHなどの生活にかかわるものが4だとして 合計26.8KWhは一日で必要になります。

49KWhと27KWh。それならなんとか2日くらいは持つと思いますが、結果はそうはいきませんでした。

もう一つの不成立の要因は、電気の変換ロス。直流から交流へ、太陽光からの電気がパワコン、V2H、EV、家までの間に3割以上のロスをしてしまいます。そうすると使える蓄電量は34.3KWhになります。
蓄電池が満タンだとしても夕方の4時くらいから消費が始まって、次の日が雪や雨だとすると、次の日の夜の10時くらいには使い切ってしまう感じです。
額面上49KWhの蓄電容量ですが1日と6時間くらいで、電気を買わざるを得ない。
日照時間が短く、雪も降り続く暖房負荷も高い12月、1月にはオフグリッドにはきつい条件です。
そこをどうカバーするか。来冬までの課題です。

でも、この結果は1月という日照時間も、気温も、雪の影響も一番受ける時期の結果です。
実際2月に入ってからの結果は歴然としております。

結果は追って報告します。

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