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ふろやま書房
2014年11月3日 00:26
男は悩んでいた。正義のために内部告発をすべきかどうかを。内部告発をすれば、問題は良い方向へと傾くかもしれない。しかし、自分自身の未来は明るくは無いだろう。しかも、問題自体さへも有耶無耶になってしまう恐れもある。妻子のある身。すべてを投げ打ってまで、行動を起こすべきであろうか。 少女は悩んでいた。もう、いじめに耐えきれない。だから、自殺してしまおうかと。友達も先生も、親すらも信用できない。誰も