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しない主義がうまくゆく

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しない主義は、「何もしない主義」ではなく、常識と思われている「何か」をあえてやらない主義です。

例えば、「何かをやる」の多くの場合は、「儲かることをやる」になっているはずです。誰もが、「何か儲かることはないか。儲かる方法はないか」と鵜の目鷹の目で探しています。この「何かをやる」を「しない主義」です。

神とまで崇められた小室哲哉氏だって、凋落後は一本のヒットさえ出せていません。誰であれ、人は「ひとつ」のことしかできないのです。

その感性が、たまたま、「時代の需要と合致してその波に乗った」というだけなのです。皆、時代の共感を得ただけの一発屋さんたちなのです。

このように考えると「何かをする!」というのは、かなりリスキーな思考であることが分かります。

「何もしない主義」とは、そのようなレッドオーシャンにゆくということではなく、「その裏に行く」とか「その隙間を探す」というのでもなく、シンプルに「ブルーオーシャンにゆく」ということです。

しかし、ただブルーオーシャンを探しても、誰にも知られず埋没してしまうだけなので、そこには幾つかのスペシャリティなアイテムを加味してゆく必要はありますし、もっと大事なのは「しない主義」を支える「考え方」をマスターするということです。

目次
序文 しない主義は何もしない主義ではない
第1話 人はひとつのことしかできない
第2話 「しない主義」の発案は株式会社ワークマン
第3話 白黒つけるかグレーゾーンでゆくか
第4話 ポジティブパワーの魔力
第5話 面倒臭いからやるか易しいからやるか
第6話 「努力は実らない」か「人生は運次第」か
第7話 男はなぜ占いが嫌いなのか

続きの文字数1万4千字

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