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ヨハネの黙示録完全解読版世界最高峰に君臨する謎を読まずに死ねるのか

Amazon電子書籍500円

本書はヨハネの黙示録の完全解読版です。
黙示録は預言された歴史書です。

歴史にとって年数は命綱なので、黙示録に記されている数字は全てひもとかれねばなりません。例えば、第七の封印に「天は半時間ほど沈黙に包まれた」という記述があります。

半時間では歴史にならないので、30分は30年に置き換えねばなりません。さて、この30年は何処から何処までの歳月なのか、或いは、この30年に秘められた意義とは何か。ここまで答えを求められるのが黙示録であり、ここまでひも解いて、初めて黙示録を解読したといえます。

黙示録を収めた新約聖書は、その巻頭に「アブラハムの子ダビデの子、イエス・キリストの系図」というあからさまなを張り付け、その末尾で「三つの十四代」という謎を提示した。

この謎には、666の数字と同じ5つの条件が付されています。六百六十六、三つの六の謎を提示している黙示録第十三章では、「知恵ある人はこの謎を解け」と命じている。すなわち、誰であれ、新約聖書を開いた時点で、「知恵ある人は三つの十四代の謎を解け」と告げられていることになる。

しかし、この謎は紀元2000年の時を見るまではひもとくことはできない。つまり、紀元2000年以前では、「聖書の謎を完全解読できた人は誰もいない」と断言できる。黙示録と聖書、宗教、歴史の世界とはそのような世界なのです。

黙示録は世界一難解な書物です。
歯ごたえはMAXでしょう。
黙示録を読む価値は充分にあります。
否、黙示録を読まずに死ぬのはもったいない。

四次元界に触れられるし、その叡知の凄さも実感できますし、知られざる歴史の真相を垣間見ることもできますし、三次元界を操れる恐ろしさも体感できるでしょう。

死ぬまでには一度目を通しておく価値のある書物といえます。

(1)ハルマゲドン

Harran(ハラーン)はハルマゲドンの地

ハルマゲドンには、「大いなる日の戦い」という文が付随しているため、一般には「最終戦争」と読まれています。しかし、ハルマゲドンと大いなる日の戦いは別物です。

現実に戦いが起こったハルマゲドンの地として記されているカルラエ丘陵(ハラーン)からユーフラテス川の支流ベリク川に至る大平原は、旧約聖書に記されているメギドの丘からヨルダン川に至るエズレル平原を彷彿とさせる小丘一つ、樹木一本なき大草原です。

そして、ここで三つの戦いが起きている。

一つがハルマゲドンのキーワードに指定されている「苦ヨモギ」が絡む戦いで、残る二つがハルマゲドンと直接関わる戦いになる。そのような構成で綴られている黙示文です。

しかし、これらの戦いが主文となる「大いなる日の戦い」ではない。では、「大いなる日の戦い」とは何か。その鍵を提示しているのが創世記第十一章に記されている「セムおよびテラの系図」であり、その末尾にこう記されている。「テラはハランで死んだ」

つまり、ハルマゲドンとはある終わりを告げる黙示文である。そして、「セムおよびテラの系図」には427という数字が隠されている。この謎が解けると「大いなる日の戦い」の正体が見えてくる。

黙示を解読するのは超難解である。

第一に、創世記を解読して暗号文となる数字を抽出する必要もある。しかも、その数字は1056、2006、427と三つも存在している。さらに、メソポタミアを含めた西の世界の歴史にも精通しておく必要があります。本書を読めば、黙示録に対する一般の知識が全くでたらめであることが理解できるはずです。

(2)二人の証人

トロイアの陥落

「二人の証人」の黙示はバベルの塔に匹敵する錯綜の黙示である。まず、この錯綜の謎を紐解くことが求められる。

この黙示には、三つの同じ内容の数字が示される。まず四十二か月であり、次に千二百六十日である。さらに「女と竜」に「一年、その後二年、またその後半年の間」という表現で示されている三年半を暗示する、三年半と韻を踏む三日半である。

なぜ、同じ歳月を示す数字が三つも記されているのか。二人の証人とは、その謎を解くための黙示になる。三つの数字に秘められた意味は全て異なる。この謎を紐解け。これが黙示である。

黙示録を解読するということは、このような壮絶な天の知恵に挑むということであり、黙示録の解読書を読むということは、天と地の知恵比べの結末を読むということであり、そこに楽しみを見い出せない人が読んでも面白いとは感じられないでしょう。

「二人の証人」には、二つの災いが記されています。

一つは「火」であり、この火は、最初の画像である「正しい者は一人もいない」として滅ぼされた旧約聖書のソドムとゴモラの滅亡を題材としており、その現実化された絵画が下のトロイ(トロイアの陥落)の画像になる。

もう一つの災いは雹であり、雹は旧約聖書の十の災いを踏襲した「飢饉、飢餓による災い」を示唆している。さて、その標的とされた都は何処なのか。火と雹がターゲットに定めた都を特定せよ。これが黙示録が発する命令になる。

と絡む都は四十二か月とも絡む都であり、と絡む都は千二百六十日と絡む都である。そして、三年半の意義は二人の証人において記されている「三日半の符丁」から割り出される。

三日半は、ギュスターヴ・ドレが描くようなイエスの十字架と絡む暗号文である。この暗号文のために、黙示録の執筆者でもある使徒ヨハネは、あえて旧暦のクムラン歴で十字架の時を刻んだ。

四十二か月が示すのは誰で、都はどこか。
千二百六十日が示すのは誰で、都はどこか。
三年半は何を示唆するための黙示なのか。
三年半は難度の高い黙示です。

(3)13日の金曜日

カラバッジョ画

13日の金曜日という、出所不明ながら不吉の代名詞とみなされている暗号文があります。この根拠を作ったのが使徒ヨハネの福音書です。

使徒ヨハネの福音書とマタイ、マルコ、ルカの福音書には鮮明な違いがみられます。第一に、マタイたちは新暦のファリサイ暦でイエスの十字架の時を刻んだが、ヨハネだけは旧暦のクムラン暦を用いた。第二に、マタイたちの福音書の末尾はイエスの十字架であるが、ヨハネだけはペトロへの死の宣告(ペトロの十字架)で締めくくられている。

こうした結果、主イエスの十字架は新暦が刻む15日の金曜日になり、ペテロの十字架を示唆する日付は旧暦の13日の木曜日になった。

「13日の金曜日」はペトロの13日を前に持ってきている。

なぜ、主イエスの日である14日の方を重視して「14日の木曜日」としなかったのか。これが第一の問題である。第二に告げておきたいことは、13日の金曜日は忌むべき日時ではなく、祝福の日時であるということです。

なぜなら、ペトロを含めて「祝福の13」を冠された人物が三人いるから。三人の歴史は誰でも検証できる。さて、ペトロ以外の二人と誰だ。その答えを知るとき3日の金曜日の謎は解ける。

ヒントは主君と代行者と継承者
それぞれに三名挙げられる。

(4)第五のラッパ

フランチェスコ・アイエツ画

この黙示の鍵は二つある。

「いなごの群れが地上に出てきた。このいなごには、地に住むさそりが持っているような力が与えられた。いなごは、地や草やどんな青物も、またどんな木も損なってはならないが、ただ、額に神の刻印が押されて人たちには害を加えてもよいと、言い渡された。殺してはいけないが、五か月の間、苦しめることは許されたのである」

「いなごは、底なしの淵の使いを王としていただいている。その名は、ヘブライ語でアバドンと言い、ギリシア語の名はアポリオンという」。そして、この災いが第一の災いであると告げられている。

この二つの鍵だけで、いなごの正体が明らかにされる。

そして、五か月の間を克明に綴っているのがユダヤ人史家フラウィウス・ヨセフスが執筆した『ユダヤ戦記』である。黙示録は「預言という名の歴史書」である。黙示録の解読書を読むと「知られざる歴史の真相」が見えて来る。

(5)二匹の獣

「この獣は、豹に似ており、足は熊のようで、口は獅子の口のようであった。竜はこの獣に、自分の力と王座と大きな権威とを与えた。この獣の頭の一つが傷つけられて、死んだと思われたが、この致命的な傷も治ってしまった」

これは史実である。

「地中から上って来たもう一匹の獣は、皇帝として、先の獣が持っていたすべての権力をその獣の前で振るい、地とそこに住む人々に、致命的な傷が治ったあの先の獣を拝ませた」

「そして、大きなしるしを行って、人々の前で天から地上へ火を降らせた。更に、先の獣の前で行うことを許されたしるしによって、地上に住む人々を惑わせ、また、剣で傷を負ったがなお生きている先の獣の像を造るように。地上に住む人々に命じた」

これらの記述も全て史実である。

獣には五つの意義が封印されている。
五つを全てが理解できたとき、黙示の謎も解ける。

(6)女と竜

ギュスターヴ・ドレ画

この黙示では、前半部と後半部で同じようなことが書かれている。

前半部。
は子を産もうとしている女の前に立ちはだかり、生んだら、その子を食べてしまおうとしていた。女は男の子を産んだ。女は荒野へ逃げ込んだ。そこには、この女が千二百六十日の間養われるように、神の用意された場所があった」

後半部
は、自分が地上に投げ落されたと分かると、男の子を産んだ女の後を追った。しかし、女には大きな鷲の翼が二つ与えられた。荒れ野にある自分の場所に飛んで行くためである。女はここで、から逃れて、一年、その後二年、また、その後半年の間、養われることになっていた」

これが第一の謎になる。
なぜ、前半と後半で同じことが二度告げられているのか。
女を救った大きな二つの鷲の翼とは何か。

第二の謎がこれである。
は、口から川のように水を川のように、女の後ろに吐き出して、女を押し流そうとした。しかし、大地は女を助け、口を開いて、が口から吐き出した川を飲みほした」

蛇と竜が混同されている。
なぜ、そのような作為が講じられているのか。
もうひとつは「大地」とは何か。
大地の謎解きは超難解ですよ。
ちなみに、大地とは国家より広大な領域を告げている。

謎を解くヒント。
竜は黙示録を示している。
蛇はアダムとエバを騙した創世記の蛇を示唆している。

千二百六十日と絡むは「火のような赤い大きな竜である。これには七つの頭と十の角とがあって、その頭に七つの冠をかぶっていた」と書かれているのでローマ帝国と読める。

その後に「」と表記されているので、このは、ローマ帝国の属国ユダヤ王国であるとみなされる。前半部は、竜と蛇の関係を示すための伏線にすぎない。

前半部と後半部が本質的に異なっているために、ることを示すために、「二人の証人」の時のように、千二百六十日三年半という異なる歳月が告げられている。

千二百六十日は何を示唆している黙示なのか。
三年半は何を示唆している黙示なのか。

二人の証人では「火と絡む四十二か月」と「雹が絡む千二百六十日」が告げられていた。そして、三日半の符丁によって隠されていた第三の年数が三年半だった。

火と絡む四十二か月。
雹と絡む千二百六十日。
そうであれば、三年半も二つの意義を隠している。
三年半に隠された二つの意義を見い出せ。

本文は後半部である。
大きな二つの鷲の翼。
大地。
さあ、女と竜の黙示を解読できるだろうか。

(7)666の数字

皇帝NERO

「また、小さい者にも大きな者にも、富める者にも貧しい者にも、自由な身分の者にも奴隷にも、すべての者にその右手か額に刻印を押させた。そこで、この刻印のある者でなければ、物を買うことも売ることもできないようになった。この刻印とはあの獣の名、あるいはその名の数字である。ここに知恵が必要である。賢い人は、獣の数字にどのような意味があるかを考えがよい。数字は人間を指している。そして、数字は六百六十六である」

666には五つの条件が与えられている。
これらすべての条件を満たす必要がある。

①すべての者に押された刻印である。
②刻印がなければ物の売買ができない。
③あの獣の名、あるいはその名の数字である。
④数字は人間を指している。
⑤数字は六百六十六である。

666の数字の謎が解けるだろうか。

(8)三つの十四代

新約聖書の第一章第一節を飾っている「アブラハムの子ダビデの子、イエス・キリストの系図」は、誰にでも分かる真っ赤なです。

なぜなら、イエスはご自身で「私はダビデの子ではない」と、マタイ22の45において明言されているからです。「ダビデがメシアを主と呼んでいるのであれば、どうしてメシアがダビデの子なのか」。ちなみに、キリスト(ギリシア語)とメシア(ヘブライ語)は同義です。今の日本では、ギリシアはギリシャと表記されているが、これはポルトガル語の「ゲレシヤ」が、明治以降に「ギリシヤ」に変化したため。

イエス・キリスト(メシア)はダビデの子ではない。
あからさまな嘘で巻頭を飾る新約聖書の凄み。

あなたは新約聖書を開いた時、既に、黙示で封印された謎の世界に足を踏み入れている。そのことに気づいているだろうか。

そして、新約聖書は偽の系図の末尾に「三つの十四代」という最強の謎を張り付けた。この謎を解くためには、まず、五つの条件を探し出さねばならない。

(1)「アブラハムの子ダビデの子、イエス・キリストの系図」は、アブラハムの子イエスとダビデの子キリストに分けて考えねばならない。

(2)第二の条件はアブラハムである。
アブラハムとは誰か。
アブラハムを記号に書き換えよ。

(3)第三の条件がダビデになる。
ダビデは初めて都エルサレムを建設した王である。
ダビデを記号に変換せよ。
ヒントは、黙示録に記されている「ダビデのひこばえ(孫生え)」。

(4)第四の条件はバビロンである。
バビロンを記号に変換せよ。
ヒントは、黙示録に記されているこれである。
「倒れた。大バビロンが倒れた」

(5)最後に謎の本体が現れる。
「全部合わせると、アブラハムからダビデまでが十四代、ダビデからバビロンへの移住まで十四代、バビロンへ移されてからキリストまでが十四代である」

ここにおけるヒントは「キリスト」である。
イエスではなくキリスト。
さて、三つの十四代が告げる王とは誰なのか。

(9)ノストラダムスの大予言

ノストラダムス第十巻七十二番。
1999年の7ヶ月、
空から恐怖の大王が来るだろう、
アンゴルモアの大王を蘇らせ、
マルスの前後に首尾よく支配するために。

多くの人は、「1999年の7月に何も起こらなかったではないか、ノストラダムスの予言は当たらなかった」などと叫んでいますが、ノストラダムスは1999年7月とは一言も言っていない。

言っているのは「7ヶ月」です。

では、7ヶ月とはなにか。
原文の仏語でいえば、これは7月の複数形になる。
つまり、1999年7月に該当する二つの7月。
二つの7月が意味しているのは何か。
ノストラダムスを語りたければ、まず、この謎を解け。

予言の主役は、恐怖の大王である。
蘇るアンゴルモアの大王である。
マルスの前後に首尾よく支配するために。

これらの予言はすべて的中しています。
そして、今、人類はその渦中で生きている。

ヨハネの黙示録完全解読版
目次
序章
第一章 黙示録を執筆した使徒ヨハネ
第二章 七つのラッパの災い
第三章 「二人の証人」
第四章「三日半の符丁」
第五章「女と竜」
第六章「二匹の獣」
第七章「六六六の数字」
第八章「13日の金曜日」
第九章「千年間の支配」
①黙示録第二〇章 千年間の支配
②十本の角の正体を暴く
③ハルマゲドンの時と地を特定する
④創世記第十一章「セムおよびテラの系図」
第十章 「三つの十四代」
①三つの十四代を解く五つの条件
②滅びの都に君臨する第四十二代の王
③ノストラダムスの予言1999年の7ヶ月を紐解く


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