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結婚式の舞台を支える黒子として。| 結婚披露宴司会の吉川さん

こんにちは!日本フリーランス・複業協会のフリ子です!

今回は結婚披露宴司会者として13年間現場で活躍されている吉川さんにお話を伺いました。

今回の記事は


・司会者の働き方が気になる
・これからフリーランスを目指したい
・ウェディング業界・ブライダル業界への転職を考えている

そんな方におすすめの内容となっています!

1. 吉川さんの今の働き方について教えてください!

企業のイベントや結婚披露宴の司会者として働いています。
メインは披露宴の仕事で土日祝日は披露宴の本番、平日は休みにしていますが打合せや披露宴の準備がある時は働いています。今から14年ほど前は会社員でしたが、複業として司会の仕事を始め3年間経験を積んだ後、司会業だけにしぼり10年目になります。

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2. フリーランスとして働くようになった理由は?

正社員の司会者の場合は経験できる会場が限られ、数多くのホテルや結婚式場で経験を積むにはフリーランスになるしかなかったからです。

始めは平日会社員、土日に披露宴の司会者として働いていました。いつか司会業だけで食べていければいいなと思っていましたが、3年後には土日の司会業、平日休みの働き方に変わりました。プレイヤーとして働き続けられることを嬉しく思っています。

3. フリーランスで良かったと感じることは?

プライベートの話ですが、去年の4月から妊活のため仕事をお休みしていました。休む前は、人の入れ替わりが多い業界なので、一度休んでしまうと忘れ去られてしまうんじゃないかという不安もありました。

ですが、自分の匙加減でスケジュール調整できるのもフリーランスの魅力。会社員の頃と比べて、仕事を受けるか受けないか自分で決められて、休むことで周りに迷惑がかかることもありません。40歳を迎える今までずっと仕事に集中してきましたが、リラックスした気持ちで妊活に集中でき、無事第一子を出産できました。

ここ一年半披露宴の現場の仕事ができていないので、また落ち着いた頃11月から司会の仕事を再開したいと思っています。

4. 現場に立ち続けたいと思う理由は?

いろんな司会の仕事がありますが、ウェディングの現場にいることが好きですね。ウェディングの総合芸術の裏方として駒の一つになり、みんなで何かを作りあげることに魅力を感じています。こんなに「ありがとう」と言われる仕事はなかなか無いですし、単純に嬉しいからやめられないんです!

演劇に携わっていた経験があったので「舞台でセリフが言えるなら結婚式の司会もできるでしょ!」と友人から依頼があり、断れない性格なので受けることにしました。披露宴当日は友人達・親御さんも褒めてくださり、その言葉を真に受けて本格的に仕事として披露宴の司会をするようになったんです。

演劇の舞台を作っているのと同じように、披露宴はメイク・照明・音響・など多くの人が関わっています。新郎新婦が時間をかけてプロのスタッフ達と準備してきた最後のバトンをもらうのが司会者だと思っています。ウェディングの司会の仕事は、「新郎新婦だけでなくその披露宴に関わる全ての人達に対しての最高のサービス業」。当日は時間に追われスタッフ間でピリピリする事もあり、イライラするとミスが生まれてしまいます。ミスを防ぐ為に緊張感がある中でも和やかな雰囲気になるようコミュニケーションを大事にしています。新郎新婦や多くのプロのスタッフ達の思いを、言葉に変えて伝える一個一個の作業を大事にしています。

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5. 今まで言われて嬉しかったことは?

「面白かったです」「吉川さんで良かった」と言われると嬉しいですね。「イメージ通り、それ以上でした!」と声をかけてくださり握手を交わして帰られる方達もいらっしゃいます。

新郎新婦お二人が考える演出プラン、イメージに沿っているのか、要望を汲み取れたのかの答え合わせができるのは当日なので、主役のお二人の様子を見ながら司会進行しています。

6. 働く上で大事にしていることはなんですか?

年齢を重ねてもお高く止まらず声をかけてもらえるように親しみやすい存在でいることを大事にしています。華やかなビジュアルで選ばれる事が多い司会業界の中で「親戚にいそう」「友達に雰囲気が似ている」などと言われるどこにでもいそうな私の容姿は強みになると考えています。「相手を緊張させない無害のおばさん」という安心感を若い新郎新婦に持ってもらえるように意識しています。

また結婚式を作り上げる現場の仲間とのコミュニケーションでは、誰に対しても変わらず丁寧に対応、年齢を重ねても周りから指摘してもらえるよう「隙」を作るようにしています。気さくに話せる存在であれば現場の些細な事も共有する事ができ、連帯感と笑顔がうまれます。スタッフの結束が披露宴の成功につながると考えています。

7. これからのビジョンはありますか?

10年後も現役で現場に立ち続けていたいと思っています。親しみやすい親戚のおばさんのような司会者になっていたいですね。今までは新婦新婦のお友達のような目線で言葉を選んでいましたが、妊娠・出産・育児で経験も増え自分から生み出す言葉も変わると思います。これから年齢を重ね、親目線・親戚のおばさん的立場で、厚みのある年齢に沿った司会者になりたいです。

8.フリーランスの先輩としてアドバイスをお願いします!

もしフリーになることを迷っているなら、やってみてください。もしも稼げなくなっても、何かしらの仕事はある時代です。まずやってみてフリーが合わないなら会社員に戻ればいい、フリーの経験は再就職する事になっても武器になると思います。

9.フリーランス・複業検定を受けてみて

大学卒業後、会社に新卒就職する方は新人研修があると思いますが、新卒入社でない方はビジネスマナーをどこかでまとめて学ぶ機会は少ないと思います。私も会社員時代は中途入社だったので、名刺交換の仕方など基本的なビジネスマナーでさえも不安でネットで調べていたこともありました。

今更聞けないビジネスマナーも検定では学べるので、会社員経験がない人にもおすすめです。フリーランス検定を通して、当たり前にやってきたマナーの再確認ができ自信に繋がりました。

今後フリーランス・複業検定がもっと浸透してくれれば、企業対企業ではなく、対個人とも取引してくれるところが多くなると考えられますし、名刺に「フリーランス・複業協会認定」と記載してあれば保証の印となり初対面の方にも「安心して任せられる人」と認識していただけるようになるのではないでしょうか。

10. フリ子より

司会の仕事への情熱が、現場での連帯感とお客さんの喜びを生み出しているのだと感じました。吉川さんありがとうございました!
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