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ブランドを語る 宮崎製作所

第十回は「宮崎製作所」フライパン倶楽部店長がGEO鍋十得鍋でおなじみの宮崎製作所さんの魅力に迫ります!

末永くよい商品をよい価格で作り続ける

宮崎さんのモットーである「いいもの、確かなもので永いおつきあい」その言葉通りの堅実な会社です。 当社とのおつきあいも、その鍋などの商品と同様に、先代からずっと続く永いおつきあい。 1998年にフライパン倶楽部をスタートした時に、一番最初にご注文頂いた商品が、ジオプロダクトのお鍋でした。 そのお鍋は、今日も色あせることなく、フライパン倶楽部の看板商品のひとつ。 そんな宮崎さんの魅力は、地道でコツコツと汗を流されている姿勢です。

1996年の発売から、今日もそのデザインは色あせないジオプロダクト。

そのあり方は、アフターサービスに表れています。 単に作って終わるのではなく、永く使ってもらいたい、使いこなしてもらいたい気持ちが伝わってまいります。 ハンドルやつまみ等のお鍋の部品をきちんと提供され続けています。また、油焼けして黒くなったお鍋を磨くサービスがあるのは画期的です。 消費者窓口の対応は、販売店としても常に安心感があります。 消費者への機関誌である季刊ミヤコメールは119回を重ねていて、地道でコツコツが、ここにも表れています。

年4回、シーズンごとに発刊される手書き印刷の機関誌。読むごとに気持ちもほっこりと。

そのモノ作りは、外注することなく、材料から完成に至るまですべて自社工場で製造しています。 そこには、モノ作りへの責任感や誇りが感じられ、いいもの確かなものが生まれて参ります。 特に、お鍋の磨きには定評があり、内面まで鏡面仕上げが実施できるので、汚れも付きにくく落としやすくなります。 もちろん見た目の印象も美しいです。職人さんたちが、誇りをもって仕事をされている。 安心して働いている様子まで伺えるのです。

内面まで美しい!

オブジェシリーズは、 1982年の発売以来そのラインナップは100種類以上あり、 国内最大のアイテムを取り揃えています。例えば、蒸し器は、14cmから28cmまで7アイテム。 そのため、使い手の選択肢をぐんと広げてくれます。お料理とは、自由な発想で出来るものですから、 それを道具で制約してしまうことなく、その自由を確保してくれているとも感じます。 そして、その価格設定が良心的であり、高級なお鍋であっても価格以上の価値があるように感じます。 (おわり)

超ロングセラー、これぞお鍋の代表と言えば「オブジェ」。

宮崎製作所

1960年、日本有数の金属加工の街・新潟県燕市に誕生しました。 以来、企画から金型製作、生産、出荷まで一貫した社内生産システムで、日本製にこだわる調理道具をつくっています。 良質で良心的な価格帯の製品作りからも会社の姿勢を感じることができます。

takatsu店内。作りの良さが分かる急須たち。軽くて丈夫、質感にもこだわります。

編集後記

今回の語りはいかがでしたか?宮崎さんの製品はひと言で表現するならば、語りの中にも登場した言葉、「堅実」、同感です。 接客をしながら、また使いながら思うのは「本当にいい製品を作られるなぁ」ということ。 海外の高級鍋を思うとなんて良心的なのでしょう。 子供達の成長と共にお鍋もサイズチェンジをしていますが、変わらず加え続けているお鍋が十得鍋GEOのポトフ鍋も加わりました。色々なお鍋と悩むのですが、最後は宮崎製品を選んでいます。コツコツ作り続ける姿勢が製品からもあふれ出ていて、その空気感も選んでいるのかもしれません。 いつもエールを送っているブランドのひとつです。これからもいい道具を作り続けてくださいね。

なお、宮崎製作所の「崎」の正式な字体は、「崎」の右上部の「大」を「立」で置き換えた漢字で、JIS第3水準に規定されています。 この漢字が環境依存文字となってしまうため、ページ上では「崎」を使用させて頂いています。