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愛犬との駆け引き

先日、こんなことがありました。

父が床に座ってトーストを食べていた時の事。(←床。。)
しつけの行き届いていないことを露呈してしまいますが、
愛犬が様子を見計らってパクっと咥えてしまいました。
飼い主のものを奪ってしまうなんてあるまじき行為!
「こらっ!」「めっ!」
父のこの声で私が気づいたのですが、見に行くと
食べ物に執着するタイプの愛犬で自分のものを取られまいと反逆する癖を持っている為に、父は半分びくびくしながら引っ張り合いをしていました。さらにタオルでお尻をはたこうとして余計に唸られています。

「パンチ!いけない!」一旦大声を出して私に注意を引かせたのですが、
そっちは二人がかりか!とばかりに、余計に慌ててトーストを咥え込みました。
あんな大きいままのトーストを慌てて口の中に大きく咥え込んで一気に飲んでしまったら大変だ(汗)と逆効果を恐れて、

今度はやさし~い声で『ちょうだい?』を繰り返しました。

これは、持ってこいの遊びから、放さないときに「ちょうだい」と言って渡してくれた時にご褒美のおやつをあげるという私と愛犬の遊び半分の最近の習慣でした。

そしたらなんと、少し間があったのですが大きいトーストを私に渡してくれたのでした‼ ヨダレでぬたぬたになったものを。。。

食べ物に執着しているので咬まれる覚悟で取り上げるか諦めるしかないかな?と思いつつもまさか解決できるとは!

「ちょうだいできたね~」放してくれた事を一緒に大喜びしました。

「人のを食べちゃダメでしょ!」にはフォーカスしませんでした。

今まで散々の経験をしてきたので。。怪我を負うとか、盗み食いにも発展するくらい。。

危機回避したい、解決したい目的は同じでも、北風と太陽。主題・教訓として、習慣が大きく心理に作用した結果だと思いました。

褒める→嬉しい→覚えるのが早い


これは何歳になっても可能なんだと思いました。

叱る→不利→観念するか(飼い主が上と把握)、反撃するか(飼い主は仲間)紙一重のところ、お互いのストレス、隠れて繰り返す頭の良さも持っているので悪循環  だったなあと。

叱る事は、私は状況によっては必要な事だと思っていますが、
飼い主の指示の選択肢が1つではなく幾通りか持っておく事の大切さも実感しました。

そして父は「へっへっへ」と笑っているのでした。

はて、トーストが戻ってきてラッキーだったのか、
そうすればいいのか~と思ったのか定かではありません。。

愛犬パンチは10歳です。

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