見出し画像

夢を現実に:ファッションスタイリストへの道

皆さんの周りにファッションスタイリストをしている人はいますか?芸能、アパレル、広告、メディア関係で働いている人なら会うかもしれませんが、それ以外の場所で出会うことは少ないでしょう。そんなレアな職業、ファッションスタイリストを目指したきっかけは、小学生の時に遡ります。

同級生に言われて思い出したのですが、卒業アルバムに「将来の夢はスタイリスト」と書いていました!自分の興味が変わっていないことに驚きました。とにかく美しいものに目がなく、特に洋服に魅了されていました。(ちなみに今は着物にハマっています)子どもの頃は人の目を気にせず、自分の好きなファッションを楽しんでいましたが、同級生の男子たちには奇抜に見えたらしく、からかわれることもありました。

その時、「ファッションの世界で活躍して、イケてるのは私だって証明してやる!」と燃えました。その後、文化服装学院に入学し、卒業後どんな仕事に就くか考えていたとき、山形である女の子と出会いました。彼女は山形の山奥で豚のお世話をしている子でした。東京にいる10代の女の子とはかけ離れたビジュアルでしたが(笑)、自分の服を貸してあげ、洋服とコーディネートしたマニキュアを塗ると、彼女はとてもうれしそうに笑いました。

人は自信がつくと顔も変わり、素敵な服を着ることでハッピーを手に入れられるんだなと実感しました。これは洋服好きじゃなくても当てはまると思います。周りから褒められると人はどんどん輝いていきます。その経験が忘れられず、ファッションの仕事の中でも直接人と関わるスタイリストの道に進むことに決めました。

それ以来、元々美しい芸能人のスタイリングをすることが多かったのですが、そういったことに縁遠い人にこそスタイリングをして、人生を変えるインパクトを残したいという野望を持っています。豚のお世話をしていた彼女のように、もっとたくさんの笑顔を作れたら、スタイリストとして最高だと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?