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【進捗報告】著者校正

『ブラックロッド』校正紙

9月上旬に『ブラックロッド』の校正紙を受け取りました。
ワタクシ、昔から悪い意味で完璧主義的なところがあり、著者校正の「失敗したらあとがない感じ」とか超苦手なんですが、今回はさらに輪を掛けて、

「20数年ぶりにいじるデビュー作であり、これが終わったらおそらく直す機会は永久にない」

「20年以上前に書いた文章なので、正否について直感的に判断できない。なにかあると『アレ? なんでこんな書き方したんだ?』と、いちいち長考になる」

という状態で、もうプレッシャーで気が進まないことこの上ない。

しかしまあ、かつて、完全手作業で赤字を入れたり取り消したり(修正液で)して校正紙をボコボコにしていた(そして結局大量の誤植を出していた)ころに比べれば、今回は入稿前のテキストデータを何回もチェックしているので、ミス自体は少ないはず。

そして、
ベストを尽くした上で発見できないミスは、それはもう、作品の一部なのだ。「この作品に対して、できるだけのことはした」。自分がそう思えることが重要なのだ。

……などと自分に言い聞かせつつ、実はまだ(別件の仕事などを挟んでいたため)ぜんぜん終わっていないのです。つらい。

校正紙中身


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■ 『ブラックロッド』2023年復刊 ■
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