【進捗報告】束見本
校正の話と前後しますが、9月中旬に、藤原印刷さんから『ブラックロッド』の束見本をいただきました。「束見本(つかみほん)」というのは書籍の装丁のチェックのために作る見本で、本文や装画が印刷されていない、まっさらな空白の書籍です。
……などとシタリ顔で説明していますが、実はフルハシ、「自分の本の束見本」を見るのは初めてでして。自分の本でも「装丁」に関わることって、なかったですからね。そうか、これがそうか……。
カッコいいな!
イイぞ、この「本」はイイ。
モノとしての「本」そのもののカッコよさというか。
そして、誤植が発見されたりすることもないので、
もう印刷とかしないでコレを売ればいいんじゃないだろうか……。
ちなみに今回の復刊は、
『ブラックロッド』
『ブラッドジャケット』
『ブラインドフォーチュン・ビスケット
(ブライトライツ・ホーリーランド)』
の「3作合本」となります。
総ページ数は約700ページ。
幻の1冊『ソリッドファイター[完全版]』とほぼ同じなので、紙質の選択によっては、このくらい(↓)のサイズ感になったかもなのですが――
今回は「古風」「高密度」を期して、薄めの紙質でギュッとまとめる方針です。
そのほか、スピン(紐しおり)をつけるかつけないかとか、上記の写真に写っている赤い部分(花布(ハナギレ))は「ちょっとウルサイから取っちゃいましょうか」とか、細部の仕様を調整していくことになります。
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■ 『ブラックロッド』2023年復刊 ■
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