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危なかった!

久しぶりにまとまったものを書こうというのに、タイトルがこれですからね。やれやれな私です。

先週の木曜日に、最愛のオーケストラの仙台フィルハーモニー管弦楽団の東京公演が、サントリーホールでありました。これは本当に素晴らしいコンサートで、しびれっぱなしだったんですけれども。

問題は、その前日の水曜日に起こったのですな。

今、ポスティングの仕事で、水曜日・木曜日・金曜日というのは、予定を入れないようにしています。けれども、コンサートの場合、こちらに選択権はありませんからねぇ。そりゃあ、何日も公演してくれるオペラとかは別としても。

ほぼ2年聴けないでいるオーケストラの東京公演です。是が非でも行くべく、私老骨に鞭打ち、スケジュールを立てました。水曜日の午後、3分の2を配布して、木曜日の朝、残ったものを配布する。そして、午後、コンサートへ! 

幸い、相方は、水曜日の朝、泊り明けで、家に戻っています。もちろん、相方には、休んでもらって、配布から帰ってきたら、インコたちの世話をするつもりでいました(そのため、ピポナたちには、「明日は、ごめんね! 世話始めるの、かなり遅くなるから!」と、予告しておいたのですが)。

 当日の水曜日。配布に行くまで、かなり予定通りにすべてが進行していました。相方は、疲れているのに、帰宅後、インコの世話をしてくれるといいます。感謝しながら、準備を終えて、ポスティングに出発しました。

先週の水曜日あたりは、雨の予報もあったのですが、それは幸い外れて、見事な快晴。しかも、相当な高温。水分の補給も一応頭に入れて、出かけたのです。

ただ、私が配布を担当している地域はですね。何故か、飲料の自販機がない。全然ないわけではありませんが、ともかく、住宅街でもあり、お店がありません。コンビニもありません。配布を始めて、5か月。土地勘もでき、真夏の徒歩での配布には、かなり危険な要素があるなぁ、とは、思っていたんですね。

この日、かなりの部数を配布しようと計画していたので、膝の不調を抱えつつ、いささか、無茶をしたかなぁ、と、今思います。家から、飲み物を持ってゆけばよかったのですが、荷物になるのが嫌で、途中の少ない補給ポイントで買うつもりで、持っていきませんでした(普段は、買うためのお金すらもってゆかないんですが)。

外は、予想以上の暑さ。ただでさえ、大汗かきの私の疲弊ぶりは、自分でも驚くほどでした。予定より早めに飲み物を買って、水分補給。少しずつ飲みながら、配布を続けてゆきました。

そうして、予定の3分の2ほど終わったころでしょうか。”あと少しだから、大丈夫”と思って、残っていた飲み物を、或るところで飲み干してしまいました。荷物を少しでも減らしたかったのですね。

これがいけませんでした。時刻は、午後1時過ぎ。気温はうなぎのぼりで、飲んだ以上の大汗。飲み干したところは、最後の水分補給ができるところで、ペットボトルが捨てられる場所でした。頭の中では、”もう一本、買っておけ!”という声がしていたのですが、それを無視して、配布を再開したのです。

再開して、20分ほどしたとき、猛烈に後悔しました。”もう一本、買うか、残しておけばよかった”と。呼吸は荒くなるわ、汗はすごいわ、頭痛はするわ・・・・。何より、これまで経験のなかった悪寒が走り始めました。これはまずい! 危機感が、全身を貫きました。

幸い、陰の多い場所だったので、少しそこで、一息入れると、風もあったおかげで、かなり楽になりました。つまりは、熱中症の初期症状だったのですね。

家にいるときも”やばいなぁ”と思う時はあるのですが、やはり、家にいる分、水分補給は問題ありません。しかし、屋外にいて、しかも、水分補給が難しい場合、ちゃんと準備しておかないと非常に危険です。

加えて、自分が如何に、自分の体力を過信しているか、痛感しました。いやはや、いつまでも若いつもりでいると、とんでもないです。

毎年熱中症で亡くなる方が後を絶ちませんが、本当に、過信は禁物です。命あっての物種です。過保護くらいでちょうどよいです。

いささか朦朧とした状態で、家の近くまで戻り、家のそばのコンビニで飲み物を買って、帰宅。相方は、インコたちの世話をかなり終わらせてくれていました。ひたすら感謝して、飲み物を飲んだ後、2時間ほど、休まざるを得ませんでした。身体が動いてくれませんでしたから。

まぁ、これで済んだんですから、幸いだったですよね。この仕事は、来月で、一区切りつけますが、来週、また、ちょっと予定が入っているんです。この経験を教訓に、無理せず、こなしていこうと思います。熱中症、侮るべからず! ですよ。皆様。

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