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街にお花があふれていると、明るくなりますね♬

昔、好きだったインターネットラジオのOTTAVAのプレゼンターさんが、番組のブログで、こんなことを書いてらしたことがあります。

「お花屋さんにお花がたくさんあると、街が明るくなるわね」

これは、その方の奥様の何気ない一言だったそうですが、それを聴いて、その方はーー清水清さんとおっしゃいましたがーー、はっとされて、その言葉が深く腑に落ちたのだそうです。

私も、そのブログを拝見した時、眼からうろこというか、視界が広がったようにい思いました。

この清水さんのブログは、10年前のものです。つまり、東日本大震災発生の年のものです。清水さんは、あの日、オッターヴァのスタジオで生放送中でした。私は、彼の放送を聴いていたものの、電波の状態が悪すぎて、パソコンの電源を落としてしまったので、その時間の彼の放送は聴いていません。

あの日は金曜日でしたから、翌週の月曜日、私は、清水さんの番組に当てて、安否確認も兼ねたメールを送りました。清水さんは、私のメールに応える形で、当時の様子を語ってくださったものです。

この日の番組で、清水さんが、番組冒頭でクラシックの作品を何曲か、かけてくださったのです。クラシック音楽の番組ですから、何の不思議もないのですが、そのラインナップが、いわゆる”癒し系”のもの。バッハの「G線上のアリア」・「主よ人の世の喜びよ」や、ヘンデルの「オンブラマイフ」。

今、はっきり思い出せるのはこの3曲ですが、これらを聴いた途端、私は泣き崩れていました。地震の発生からずっと張りつめていた気持ちが、これらの音楽で、一気にほどけたからでしょう。この4か月後に、私は仙台フィルハーモニー管弦楽団と山下一史に出会って、「音楽のちから」に目覚めるのですが、その前に、清水さんに「音楽のちから」で救っていただいたのですね。

清水さんのことは、好きなプレゼンターさんでしたから、その後も追いかけていましたが、たぶん、先に紹介した内容のブログは、震災から3か月後の、ちょうど今頃の時期のもの(だったはず)。

清水さんも震災後のいろいろを取り上げておられたのですけれど、街が何となく元気がないのが気になっている折に、奥様からこういう言葉をさりげなく言われて、感銘を受けたようです。

私自身、深い印象を受けて、10年たった今も、ふと思い出しては、「確かに、そうだよなぁ」と、納得するのです。

こんなことをつらつら書いているのは、今日ポスティングの仕事をしながら、街を歩いていて、改めて、この清水さんのパートナーの言葉をかみしめたから。

気が付けば、5月ももう半分。新緑の季節真っ最中で、雨上がりの今日は、ことに鮮やかな色彩に映りました。まだ、湿度も低くて、気温は高かったけれど、風も気持ちよかった。大汗はかきましたけれどね。

少し前まで強く香っていたジャスミンは、もう終わりで、そろそろアジサイの季節。つつじやサツキは、元気に咲き誇っています。バラもそろそろ季節らしくて、色とりどりの花が眼を和ませ、疲れを和らげてくれます。

前日が雨だったので、ほとんど今日一日で全部終わらせたのだけれど、色彩豊かで、明るい街中を歩くのは、気持ちがいいですね。暑くなる、という予報もあったので、早朝から始めて、午前9時半ごろには終了。相方が今日まで休みだったので、安心して仕事ができたのはありがたかったです。

ただ、気持ちよく仕事できたのはいいけれど、疲れには勝てず、朝ご飯の後、2時間ほど昼寝しました。起きたら、・・・、膝の悲鳴が半端じゃなかった(T_T)

来週は、スケジュール的に無理できないのだけれど、お天気味方してくれると嬉しいなぁ。

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