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瀕死のバラのその後。

先月の上旬、我が家のバラに起こった事件を、↓の記事にしました。

素人園芸の天敵、コガネムシの幼虫。何度も被害に遭ったものの、アレルギーもあるので、農薬は極力使いたくない私の足元を見透かすように、やってきます。有名な黒星病とかうどん粉病は、菌やカビに侵された病葉を取り除けば、案外問題はないんですね。

ですが、虫の被害は食害ですからね。致命傷になるんです。最悪の場合。

上記の記事でも申し上げた通り、食害に遭ったアプリコット・ネクターは、根っこのほとんどを食べられていました。ただ、新しい根もたくさん出してくれていたので、そこに望みを託して、一回り小さな鉢に新しい土で植えなおしました。

ちょうど酷暑が収まって、涼しさも増してきたころです。天敵から大きなダメージを受けた我が家のバラが、立ち直れるのか? 季節の変わり目と寒暖差の大きさを乗り越えてくれるのか? 以前、やはり大きなダメージを受けたミニバラは、助かりませんでしたので、気が気ではありませんでした。

植え替えて一週間ほどは、外に出さないで、窓辺の明るいところに置いていました。根っこがありませんから、土の表面もなかなか乾きません。状態に目立った変化もありません。

気が付いたら、鉢土の表面が乾いていました。少し中に指を入れて確認すると、割に乾いているようだったので、お天気の良い日にベランダに出して、水やりをしました。全体を眺めてみると、どうやら枯れ込んできてはないようです。

ただ、植え替えるときに、株の負担を減らすために枝も切りつめましたし、葉っぱも減らしました(蒸散という植物にとっての呼吸にあたる行為を減らすためです。こうすることで、植物は根っこを伸ばすほうに体力を使うのだそうです)。光合成の量が減っているので、養分を作る力も落ちています。

しかも、こういう時に肥料を上げると、これまた株の負担になるそうなので、見守ることしかできないのは実にもどかしいものです(根っこが肥料を吸えないうえ、土に肥料が多いと根っこを出すのを植物はやめてしまうそうなのです)。ひたすら、バラの強さを信じるしかありませんでした。

そうして、先日。布団を干そうとバラの鉢をベランダに出す折に観ると、なんと!!! うそのようにあちこちの枝から、新しい葉っぱが出ているじゃありませぬか!!!!! ちょっと前まで、私の眼には変化が見えんかったのに、一気に若々しい葉っぱが、出てきていたのでした。

アプリコットが、「どうも、ありがとう。ひとまず、大丈夫だよ!」と、誇らしげに報告してくれている気がしました。つまりは、新しい根っこが育ってきたので、水や新しい土の中の養分(培養土なので、若干肥料分が入っているようです)を吸って、新しい葉を展開させることができたということなんですね。

植物って、時折、突然変化を見せることがありますが、この場合もそうなのかもしれません。おろおろしていた私を、驚かして喜ばせようとしてくれたのかなぁ、なんて、思います。

ただ、季節はこれから冬に向かいます(明日は、立冬ですね)。バラは落葉樹ですので、葉を落とすはずです。落葉すれば植え替えをしようと思っていますが、この新しい若葉も枯葉になるんでしょうかね? そう思うと切ない気もしますが、ともかく、養分をため込んで冬に備えてほしいものです。春からの爆発のためにも、ね。

あとは、なんとか天敵連中を防御しなければなりませぬ。薬を使わないとなると、いわゆる”忌避剤”を混ぜ込まなきゃですね。ニームと言って、アーユルヴェーダにも使われるというハーブがあるらしいんですね(和名は、インドセンダンというそうです)。これのペレットとかオイルがあるそうですから、使ってみようと思っているところです。いくら天敵でも、無駄な殺生を好むわけではありませんから。

今日は、ここ数日で一番暑かったですね。28度前後あったらしい、千葉県松戸市です。蒸し暑かったですから、参りました。明後日の夜と来週の日曜日、コンサートがあるのですが、この週末あたりから、急に冬めいてくると、気象予報士さん言うてました。暦の上では明日から冬ですし、しかも、11月も上旬ですもんねぇ・・・・。とは申せ、急激な気温の変化は、心身への大きなダメージになります。くれぐれもご自愛くださいませm(__)m💕💛

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