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"His Eye Is on the Sparrow"について

 6月、7月の「オンラインでゴスペル」クラスの課題曲の1つが"His Eye Is on the Sparrow"でした。有名な賛美歌で、日本の讃美歌集では、『新聖歌』285番に『心くじけて』という題名で入っています。『一羽のすずめ』と呼ばれることも多いです。映画『天使にラブソングを2』でローリン・ヒル(Lauryn Hill)演じるリタとターニャ・ブロント(Tanya Blount)演じるターニャが学校のグランドピアノのある部屋で歌うシーンで歌われます。映画の中では短い部分しか使われていませんが、歌か大好きなのに母親から歌うことを止められており、同級生とも素直に接することができない悩める高校生リタをターニャが励まし、二人がデュエットするとても印象的なシーンです。

 有名曲のわりには情報が少なく、以下のことしか今のところ調べれらませんでした。引き続き、情報を集めてみようと思います。

賛美歌の対応聖書箇所

 『新聖歌』285番には、マタイ6:26、ルカ12:6、イザヤ44:3の3箇所の対応聖書箇所が記されています。「マタイによる福音書」のこの箇所は、「山上の垂訓(山上の説教)」と呼ばれている中にあります。

 「空の鳥をよく見なさい。種も蒔かず、刈り入れもせず、倉に納めもしない。だが、あなたがたの天の父は鳥を養ってくださる。」マタイによる福音書6章26節(新共同訳聖書)

 「五羽の雀が一アサリオンで売られているではないか。だが、その一羽でさえ、神がお忘れになるようなことはない。」ルカによる福音書12章6節(新共同訳聖書)*アサリオンとは、ローマ帝国の小銅貨で、1アサリオンはデナリ(デナリオン)の10分の一。デナリ(デナリオン)はローマ帝国の銀貨で、1日分相当の賃金相当。

「わたしは乾いている地に水を注ぎ乾いた土地に流れを与える。あなたの子孫にわたしの霊を注ぎあなたの末にわたしの祝福を与える。」イザヤ書44章3節(新共同訳聖書)

作詞・作曲者

 "His Eye Is on the Sparrow"は、1905年に作られました、作詞者はCivilla D. Martin,(1866-1948)、作曲者はCharles H. Gabriel,(1856-1932)です。Wikipediaによると、2人とも白人で、この曲を自伝のタイトルに用いた役者で歌手のエセル・ウォーターズと密接に関係があるということです。




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