油のこと

 ベジタリアンになってから、何を食べるかということを考えるようになりました。特に気をつけるようになったことは、油と水です。油のとり方についてまとめて今の考えを簡単にまとめてみます。

 ベジタリアンになる前のキッチンにはサラダオイル、ごま油、オリーブオイル(エキストラバージンオイル)がありました。メインで使っていたのはサラダオイルで、特にこだわりはなく、身体によいといううたい文句が付いているブランドなどを好んで買っていました。

 ベジタリアンになるにあたり、健康の本を読みとりました。その中で一番納得したというか、自分に合うと判断したのが、新谷弘実著『病気にならない生き方』(サンマーク出版、2005年)です。錆びたものを食べていると、体も錆びる。このことは、それ以前にも聞いたことがありました。揚げてから時間が経った油ものは食べるなというのは当然のことのようですが、常に実行するのは難しいかもしれません。新谷弘実先生によると、油は米や豆、ゴマなどに含まれているもので十分であるということです。そこまでいくと、やはり食べる満足感に欠けるので、多少油を料理に使いたいわけで、その場合はエキストラバージンオイルがよい、というか、それ以外はほとんどNGだろうという結論に達しました。食品スーパーなどで油を買うことが前提です。また、優れた油のアマニ油(フレックスシードオイル)は、ドレッシングなどに使うのに向き、炒めるなど高温にする場合は向かないということを知りました。また、植物性の油なら全て体によいのではないと知りました。エキストラバージンオイルであっても安価で出回っているものは、人工的に抽出したものが多いので避けた方がよさそうです。オリーブオイルはワインのような楽しみ方もできるので追求してみるのも一つですが、コストの面などで私にはハードルが高いです。結果、安価なものとそこそこ以上の価格のものの2本置きで、使い分けるという選択をしました。

 炒め物は簡単で美味しいのでどうしても頻繁に作ってしまいます。蒸し器やタジン鍋などの調理法をもっと増やさなければと思う日々です。

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