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日経1/12夕刊 プロムナードを読んで思うこと。

小佐野弾さんの書かれた「ルッキズムとエイジズム」というコラムを読んで思うことを。

2022年12月頃から気分の落ち込みが特にひどい。
原因はいろいろある。
原因の1つに
「自他の老いに気持ちがついていかない」
というのがあるのでは?
と思っていたところに、このコラム。
何か、おおお、と思った。

小佐野さんは今年、不惑を迎えるらしい。
過去に「ルッキズムとエイジズムはひどい」
と言われたことがあるそうで。
そこから日本の文学史においてルッキズムとエイジズムを極めたのは三島由紀夫が思い浮かぶという。
老いへの恐怖や若さ、美への執着があのようなことになったのではないか、という考えもあるそうだ。

小佐野さんは、そういった執着があのようなことになることを思うと不惑を迎えるのが怖くなった、と。

ほほう。

小佐野さん曰く与謝野晶子もまた若さと美を讃え、かつナルシストであったらしい。彼女は温泉マニアでもあり不惑を迎えた頃から湯めぐりのペースが上がったそうだ。
不惑を過ぎてからの彼女の温泉詠は若さを懐かしみ、老いを嘆く歌が目立つそうで。

ふむふむ。

*****

私自身はルッキズムやエイジズムがひどいとは思っていないのだけれども。
老いが怖い、というよりも自他がいずれ死ぬことが怖い。
自分の死については経験したことがないから怖いのだと思う。
他者の死については喪失感が怖いのだと思う。
アラフォーあたりから、この気持ちが強くなってきたように思うのは
やっぱり加齢があるのかもしれない。
それは心身ともに。

幸せでありたい、笑っていたいと思ったとき
「そういえば最近、大笑いをしていないような気がする」
と気付いた。
怖いことに思いを馳せるより楽しいと思うことをしよう。
できないことを悲しむより、できることを楽しもう。
とりあえず自分が何で大笑いできるのか分かるといいな。
気持ちが老い枯れてしまわぬように日々を生活したい。

まとまりのない文章ではありますが
読んでくださった方、お付き合いありがとうござます。



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