小銭

詩の勉強。四行詩がおおめ。

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最近の記事

日記『ターンオーバー・ターン』

今日も日記書いちゃお。 現在の体重64.4kg。だいぶ太りました。3〜4kg落とさなきゃ。これでも運動頑張ってるんですけどね。飲酒を辞めましょう!みんなで、ね。 最近とても素敵な言葉を聞きました。 BARで隣合った交際中だという男女。恋人のことがどのくらい好きか、という他愛のない会話の中で女性が言ったんです。 「一番好きな食べ物をはんぶんこして、大きい方をこの人にあげられます」 令和のILoveYouじゃん。素敵だなあ。本当のことだと思いました。こういう言葉にだけ触れて

    • 日記『最高最高最高』

      言葉しかないですね、やはり。 真実で飽和する日々です。はじき出された私はちっぽけな嘘と肩を寄せあって生きています。楽しい日記が書きたいなあ。人に会いたくないなあもう。自分で死を選べる人ってね、常にその選択肢がある人だと思いますね。最後の砦として存在する死って中々選択出来ませんよ、やっぱりね。偉いことだとはもちろん思いませんがね。そこに凛々しさは感じてしまいます。生死を質に入れてはいけませんよ、みなさん。惨めなだけですよ。それで手にしたお金で同情を買って、情けない地産地消じゃあ

      • 日記

        最近は悪い夢をよくみます。悪夢には決まって家族が出てくるんです。こんな悲しいことありますかね。私は自分の頭がおかしいのではないかと思う時があります。でも多分そうじゃない。致命的な部分において普通なんでしょう。私の悲しみなんてものは多少の凹凸はあってもなだらかなもんです。指でなぞってみると、なるほどこれは点字です。読んでみても特別な事を言っている訳じゃない。コーヒーが苦いだとか、濃い緑のかわいい長靴が欲しいとか、そんなことばかりで。いくら指を滑らせても私の指先が血に滲むことはあ

        • 詩 リップノイズ

          いとも簡単 たましいは 縺れて羊の 目になって それでも夜を 見透かさず じっと じっと 瞼に抱かれ 砂に例えた 虚しさを 被った女は 花の色 雨雲 つよく 握りしめ 渇きの星の 晩餐か 遠回り すれば光 近づけば ただの現象 それだけだ あたかもこころの ふりをして 私の指を 暖めたのはだれ

        日記『ターンオーバー・ターン』

          非常に終わってる日記

          非常に終わってます、ええ。 非常に終わっている時にしか文章が書けないんですよね、むかしから。なんでかなぁと考えたんですけど、それは幸福より不幸の方がグラデーションが多彩なんでしょうね。幸福なんてせいぜい12色ぐらいだと思うんです。でも不幸ときたらそうでいてくれない。藍鼠やら赤墨やら竜胆色なんていう、ちょっと聞いたこともないような色合いをみせてくるんですよ。そんなの見せられたらキャンパスに塗ってみたくもなります。他所の人とは違った特別なものをかけるんじゃないか、最初は思うわけで

          非常に終わってる日記

          日記「スローステップもう一度」

          時間という連続体に句読点を打つようにタバコを吸っている。時間は細切れになって、少しだけその威厳を失う。ようやくそれで私と対等に張り合える。 時間は空間になる瞬間がある。それが好きだ。時間よりも空間に身を置いていたい。空間の中では言葉が輪郭を持ち始める。こころとたましいがそれぞれ別の場所にあるのを感じる。自身の体温が外気を暖め始めるのが分かる。もう少しだけこのままでいたい、という所で空間は時間にまた戻る。時間は淡白で秒針よりもちょっぴり早く進んでしまう。だからなおさら空間のこ

          日記「スローステップもう一度」

          日記「血」

          日がな一日、行きもしない、今後行く予定もないコンカフェやガールズバー店員のTwitterアカウントを覗いていた。 ツラのいい女性を拝みたがった訳じゃなく冷やかしにリプライを送る訳でも無く、そこに生活があることを確認して安心したかったからだ。 「人生」よりも「生活」や「暮らし」が好きだ。人生と聞くと嫌でも背筋がピンと伸びてしまう。人生を語ろうとするとこころが強ばって何だか利口そうな、含蓄のあるような事を口走ってしまいそうになる。あるいは気取って変に脱力した素振りを見せようとする

          日記「血」

          福音無料

          #X有料化 らしいですが、福音は無料! 詳細は固定ポストで!! Twitterの名称がXに変わった。 それについてはダサいな、というだけで特に感慨はないし、私はTwitterと呼称し続けるだろうと思う。 Twitterユーザーなら百も承知だろうが、トレンド機能に便乗して私達に利益をもたらそうと画策する徳の高い人々が多数存在する。 美女と性交渉するだけでお小遣いが貰えるやら、資本金0円から資産を1000万円にする方法を伝授するやら、この世界は爬虫類の化け物が人の皮を被って支

          福音無料

          詩 イミテーション

          冷たき森の 産声で 黄金枝は 二度しなる 夏の星座を 嘘にして それでも永遠と 言うのなら

          詩 イミテーション

          ずっと生活

          歯磨きをしているとエヅくことが多くなった。歯ブラシの動きを止め、泡立った歯磨き粉でべとべとになった口を開けたまま吐き気を堪える姿が鏡に映ってる。 動物だ。動物がいるな、と思う。 あと20年もしたらシステマのCMを観ただけで小ゲロを撒き散らす獣になっているに違いない。 歯ブゲロ(歯ブラシゲロ)の犬。 夜風が気持ちよくなってきたね。 ◆ 日がな一日、炎上している知らない奴を知らない奴が叩いたり擁護したりしている様を眺めていた。全ての出来事が私の身体のどこにもぶつからずに進む。

          ずっと生活

          詩 巫女流し

          耐えて 咲く花 どんな色 月は饒舌 惑わずに 祭りの晩の 鶏小屋で 祈りの歌は しずかにひらく

          詩 巫女流し

          日々は遠くで燃えて

          8月は忙しかった。 あまりにも目まぐるしくて、途中から半分他人事のように生きた。私一人のキャパシティを完全にオーバーしていたので、脳みそが気を利かせて半分他人にしてくれたのだとおもう。 人人人人、熱熱熱と熱。暑さ。 人の温度と外気温がイコールになって、何がなんだかわからない。人が現象になって、現象が人の形になっていく。無線からは怒鳴り声がずっと聴こえる。この人にもサンタクロースを信じていた頃があったのだろうか。夏が丸ごと殴りかかってくるような感覚。それでも皆働いてる、すごいね

          日々は遠くで燃えて

          日記「いのちより先を走れ」

          芸人をやっている友人から「一緒にコンビを組んでライブに出ないか」と誘いを受けた。自分でも驚くほどすぐに了承した。たぶんこの誘いが一日でも遅かったら、早かったら断っていたと思う。絶妙なタイミングだった。 以前一回だけ人前でお笑いをやったことがある。大学時代、学祭の催し物の一つにお笑い大会がありそこでコントをやった。当時の私は、そしてコンビを組んだ相方も自分が面白い人間だと信じて疑わなかった。まあそんなイベントに出る人間なのだから、他の出場者も大差ない自惚れがあったと思う。私た

          日記「いのちより先を走れ」

          詩 熱凝視

          自販機に群がる殻は 足りない温度の 埋め合わせ 琥珀の脱皮は 早すぎて 夢の中には 出てきてくれない

          詩 熱凝視

          日記「知らない街ではイヤホンを外す」

          日記を書かないとマズいと思った。 過去数え切れないほどこういう感覚を得た日があって、でも結局書かなかった日のことが多い。 書かなかったことで私に何か不利益があるわけでもなし、後悔すわけでもない。むしろこうして形に残しておくことで、後になってどうせ恥ずかしい思いをするのだろう。 でもこういう感覚は、そう、幽霊みたいなものだ。うっかり見てしまっても、気のせいだと思い込み素通りすることは出来る。無視をしたって別にそいつに祟られる訳でもない。が、今日は目を合わせ対話してみよ

          日記「知らない街ではイヤホンを外す」

          詩 精霊歌

          空の骨組み 解体し 万有引力 嘘になる 電線 弾く 雲の指 わたしのためには 歌ってくれない

          詩 精霊歌