フニワラのノート

だいたい家の中か家から半径1キロ圏内に生息している願わくばアクティブになりたいナス。な…

フニワラのノート

だいたい家の中か家から半径1キロ圏内に生息している願わくばアクティブになりたいナス。なるべく本当のことを書くように努力しています。

最近の記事

柿の木、枇杷の木、キウイの木、桃の木、栗、梅、いちじく、ブルーベリー、茱萸その他。

柿ってのは多分熟れて柔らかくなっている方が美味しいんだと思うんだけど、子どもの頃から今に至るまで熟れている柿というのがどうも苦手だ。腐っているのか熟しているのかの区別がつかない。ので怖い。ああ、熟してるな、熟してるなと思いながら放置してしまいだいたい腐らせて水になってしまう。引き上げるタイミングがよくわからない。しかし死んだ父はよく私から見ると腐敗しているようにしか見えないグジュグジュの柿を好んで食っていた(ので、お前も食うかと聞かれてもいいえいいえと固辞していた)。 実家

    • 着物のこと。

      薄暮。 駅から家に向かう道には幾つかのルートがあるのだけど、ふっと横を見たら着物姿のマダムが歩いているのが見えたので、そっちの道から帰ることにした。後ろをつけて着姿をじろじろ眺めて勉強しちゃう心づもりだ。実はここのところ、着物を着ている人を見て、よほど不自然でない限りは必ず後をつけるようにしている。 そのマダムは帯付きで結構な大股で歩いていた。白系の帯のお太鼓の上辺がやや崩れて斜めっていた。きっと外出時間が長くてくたびれているのだろうと思われた。 やや薄暗くて私の視力

      • あついのがきらい。

        あっという間にclubhouseに飽きたよりも更にす速く、私はThreadsにも飽きたのだけれど相変わらずアーリーアダプターなみんなさんは今もスレッズっているのだろうか?(アプリすら開いていない私) 私のかなりな飽きっぽさを知る古い友人は6年前の夏、にわかに宝塚(歌劇団)堕ちした私に「え〜どうせすぐ飽きるよ♪」とにこやかに言っていたものだけれど、存外しつこく宝塚(歌劇団)界隈趣味は飽きずに続いていて、まあ、そういうこともあるのである。 あと結婚生活とか子育ても案外飽きてい

        • 仕事しているふりをする。

          「◎◎が言っていた」と出典を書くとたぶん、ちょっと不名誉なことになるのだと思うので書けないのだけど、ある日◎◎が「あ〜あ、仕事しているふりをしに、××(職場)に遊びに行ってくるか〜」と言って家を出て行くのを見て、心底「すげーな」と思った。「仕事しているふりをしに」というキラーフレーズにしびれた。私にとってはちょっと忘れられない事件になった。「仕事しているふり」をするという発想が、それまで皆無だったからだ。 そしてその出来事の数年前、◎◎の父親が「あ〜あ、明日から仕事に行きた

        柿の木、枇杷の木、キウイの木、桃の木、栗、梅、いちじく、ブルーベリー、茱萸その他。

          働きたくない。

          働きたくない。ああ働きたくない。働きたくない。 働いてお金を稼ぐことなんて、もううんざり。 「はたらく」とは「はた」を「らく」にすることなのです。 人さまのために、この身を捧げる。 欺瞞だ。 余剰の特殊技能を適切に換金する。それは悪くはない。 そうする理由も目的もある。私には養うべき家族がある。 家族は宝である。 家族のために、身を捧げるのはしかし、やぶさかではない。 恩義もあるし、子どもたちに対しては厳然とした製造者責任もある。 愛着もあるし、子どもたちはオタクにと

          働きたくない。