分からない


やばいよそれ
やめた方がいいよ
優しすぎ

困ってしまう
その言葉達が降ってくる度に
自覚していなかった感情が
私の中に生まれてくる

そうか、やばいのか
私は優しすぎるのか
今傷つけられているのか

絶対幸せになって欲しいと
ギャルの親友は言った

俺ってクズなのかな、と
最近よりを戻した元彼が言った

本当の私はどっちでもいい
でも多分私ならこう言うだろうと
返事をする、
それはどれも曖昧で本当は嘘で。
それを見透かされているから
いつまでも、私は独りなのかもしれない

ひとりは嫌だと、思いながら
ひとりでも良いと思う
そもそも何が基準で独りなのか
一人なのか、誰も教えてくれない

人のいい所を抜粋した平均値を普通と呼ぶのなら
普通の人間なんて、この世に1人もいないと思う

なのに私は
いつも普通になりたい

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