見出し画像

【仕事】そっくりなので見分けられない

こんにちは、イラストレーターのfunenoです。

登場人物のそっくりさんが出てきて、見分けられなくて仲間がめっちゃ困る、みたいなファンタジーってよくありますよね。私は「水戸黄門」でも見た気がする。

今回は西遊記で起きたそっくり事件のイラストを担当いたしました。

それがこれ↓


株式会社愛言社様の『聴く中国語』2024-10号


悟空は西遊記あるあるで、今回も三蔵と揉めてお暇を出される。今回揉めた理由は、三蔵を狙ってくる悪党の処理についての価値観の相違ですね。

悟空は、こないだ(※)も実家(水簾洞)に帰ったし、ちょっとなあ、と思ったのか何なのか、今回は観音のところへ身を寄せます。観音は、イラスト下段の、左から2番目の人ですね。こないだ金魚逃がした人です。

・(参考)観音が金魚逃がした話(2024/8号)↓

※悟空がこないだ実家に帰った時の話↓

悟空が観音に、三蔵の融通の利かなさについて愚痴っているさまは、現代の上司と部下の関係にも重なります。上司と部下ってわかり合えない。今日の観音は離職防止のためのメンター。

それで、悟空が観音のところに滞在しているうちに、三蔵のもとへは、悟空にそっくりな人物がやってきて、三蔵に危害を加えたうえ、通行証を奪って去る。

なんとこの人物は、悟空と三蔵のかわりに、自分の作った偽の三蔵一行で、自分こそが西天取経をしようと企てている模様。

偽の悟空にぶたれた三蔵は、もちろん悟空に危害を加えられたと思っている。そりゃそうですよね。そっくり人物登場事件におけるお約束ですよね。

そのため、悟浄が三蔵の荷物(主に通行証)を取り戻しに、悟空の実家の水簾洞に行くんですけど、どうも様子がおかしい。ここにいる悟空は、悟浄のことを覚えていないっぽい

不審に思った悟浄が観音のところへ行くと、観音は、「ここ数日、悟空は私と一緒にいた」と悟空のアリバイを証明してくれる。

悟空は自分の偽物が暴れてると知って腹を立て、倒しに行く。

二人の悟空は交戦状態になるんですが、三蔵はもちろん、八戒も悟浄も見分けられない。いつも助けてくれる観音ですらわからない

そこで、観音は、天界で判別してもらうようにすすめるんですけど、天帝も見分けられない。じゃあ冥府はどうかなってことで、冥府にもいくんですけど、冥王たちも見分けられない。

そこで登場するのが如来。天界を騒がした悟空を、三蔵が来るまで500年も岩の下に閉じ込めた実力派。今回の西天取経のプロデューサー。

如来はすぐさま偽物の正体を看破します。

悟空の偽物の正体は……今月号(2024年10月号)に書いてあるよ。別に超有名古典なので、どこかで簡単にネタバレを見られると思うんですが、

でも!

『聴く中国語』10月号はなんと『華BL』特集! この特集内容が明かされるや、発売前からけっこうバズり、予約分を受け取った方の声も好評なのが多い注目の巻なので、推しです↓

※10月号も買える、愛言社の公式サイトはこちら公式のyoutubeも、Xのつぶやきを眺めていると、中国語学習者界隈から高評価の様子。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?