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ゼロからわかる貸付投資サービスFunds

これは「Funds Advent Calendar 2022」16日目の記事です。

ファンズ株式会社でプロジェクトマネージャーをしている白濵といいます。入社して早くも半年が経ち、まだまだフレッシュな気持ちとそろそろ慣れてきた気持ちが交わる今だからこそできるのでは?と思い、今回のテーマを選びました。

中の人が言うのもなんですが…

Fundsのサービスって難しくないですか?🥹

私自身、金融や法律に関する仕事や勉強をしてきたわけでもなかったため、理解するのに時間がかかりました。
そこでこの記事では私の頭の中の整理もかねて、
Fundsについてできる限りわかりやすく説明してみました!

Fundsとは、個人が企業に対して間接的にお金を貸せるサービス

そもそもお金を増やすためにはいくつかの方法がありますが、その一つに「貸す」という選択肢があります。お金を貸して後から利息を付けて返してもらうという方法です。利益を目的としてお金を出すことで、その人は投資家となります。

しかし実際にお金を貸そうと思ったらどうしましょう…?

  • 誰に貸す?
    お金を貸すためには、お金を借りたい人が必要です。その人をどうやって見つけましょう?

  • 貸したい金額と借りたい金額は一致する?
    1万円貸したいと思っても、借りたい側は10万円借りたいと思っているかもしれません。これだけではお互いのニーズはマッチしません。

  • どのように約束する?
    口約束でも契約は成立するらしいですが、それだけだと不安ですし何か起きた時にとても面倒なことになりそうです。

  • 本当に返せる?
    後で返すといくら言われても果たして本当でしょうか? 相手がどういう人物なのか、お金周りの状況はどうなっているのかなどの情報から判断したいですよね。

Fundsはこれらの問題を解決した、

個人が企業に対して間接的にお金を貸せるサービス

となっています。

お金を借りたい企業を代わりに見つけてくる

Fundsを使ってお金を貸す相手は企業です。Fundsではお金を借りたい企業を投資家に代わって見つけてきます。以下のサイトのページを見てもらうと、お金を貸してくれる投資家を募集している企業や、過去に投資家からお金を集めた企業が一覧となっています。

※ 後述しますが、実際には投資家が直接お金を貸すのではなく、ファンドへの投資を通じて企業に対して間接的にお金を貸すことになります。

みんなでお金を出し合う

繰り返しになりますが、Fundsを使ってお金を貸す相手は企業です。一般的に企業は一人の投資家が貸すことができる金額よりも、多くのお金を求めています。
そのためFundsでは複数の投資家からお金を集めて、それらをまとめて企業に貸すことができる仕組みとなっています。
これによって一人ひとりの投資家が出す金額は少なくて済みます。

※ 一人では現実的に難しいという話であるため、理論上は投資家が一人であっても成り立ちます。

ファンド(匿名組合)を作る

集めたお金を運用する仕組みがファンド

複数の投資家がお金を出し合うためには、そのお金の取りまとめや使い方のルールが必要です。
具体的には、集めたお金を取りまとめて企業に貸して、もうかった分の利益を、投資家が出した金額に応じて分配する仕組みを作ります。
この仕組みを「ファンド」と言います。
ファンドを作る代表者は「ファンド組成企業」と呼ばれ、同時にファンドの営業を行う「営業者」となります。

Fundsで募集している投資先は、実はファンド組成企業が作ったファンドです。営業者が代表して営業を行い、投資家は表に出ないことから「匿名組合」という形態としても呼ばれています。
組合というと何やら団体のように聞こえますが、その実態は単なる契約の集まりです。
この匿名組合を実現するために、一人ひとりの投資家はファンド組成企業との間で「匿名組合契約」というものを結ぶことになります。

※ Fundsにおけるファンドとは匿名組合のことを指しますが、その他にも任意組合や投資事業有限責任組合と呼ばれる形態なども存在します。

ファンドのお金を企業に貸し付ける

匿名組合により集めたお金をファンド組成企業が、借り手となる企業にお金を貸すことで実際にお金が渡ることになります。
この時、ファンド組成企業と借り手企業の間で、「金銭消費貸借契約」といういつ返してくれるのか、どのくらい利息を付けてくれるのかなど、お金のやり取りに関する契約が結ばれます。

全体の枠組み

間接的に貸付を行う「貸付投資」

ここまで、集めたお金の使い道は「企業に貸し出すこと」と決まっているかのように書いてきましたが、一般的にファンドの仕組みでは必ずしも集めたお金を「貸す」ことに限定しません。
しかし、Fundsで募集しているファンドでは集めたお金の使い道を「企業への貸付」と定めています。このことから投資家は間接的に企業にお金を貸せるため、Fundsは「貸付投資サービス」またファンドは「貸付ファンド」とも呼ばれます。

審査に通った企業だけがFundsを通じてお金を借りられる

ファンドに投資したお金を実際に貸すことになる借り手企業は、やはりしっかりと返してくれそうな企業がいいですよね。もし仮に倒産してしまうと、投資したお金の一部、または全部が戻ってこない可能性があります。

Fundsで間接的に貸すことになる企業は原則として上場企業かもしくは監査法人などによる監査を受けた企業です。
さらにファンズ株式会社には公認会計士や元株式アナリストのメンバーがいる審査部門があり、企業のお金周りに関する状況や、借りたお金で行う事業の計画に問題がないかなどの審査が行われます。

このようにFundsで募集できる企業は、一定の基準をクリアした企業となっており、安心感を持って投資することができます。
審査についてより詳しく知りたい方はこちらのページを見てみてください。

※ 最終的な投資判断は投資家自身の責任で行うようお願いします。

企業は銀行から借りればいいのでは?

企業がお金を借りたいとなった時に一般的にイメージしやすい方法は、銀行から融資を受ける方法だと思います。ではFundsに参加している企業はなぜ銀行から借りないのでしょうか。

銀行から借りる場合とFundsを利用する場合ではニーズが少し違います。Fundsを利用することにより、企業は少ない金額からより素早く、借りたお金の使い道を比較的自由に選択することができます
さらには投資家との繋がりを持ちやすくなり、優待によって企業のファンになってもらうこともありえるのです。

社債の発行じゃダメなの?

企業は社債を発行すればいいのでは、と思った人はなかなかするどいですね!実はFundsは社債と似た金融商品を実現しているサービスとも言えます。

しかし、社債は上場企業の中でも投資適格という格付けを持つ一部の限られた企業しか慣習的に取り扱いが難しく、
また生命保険会社や信託銀行など大口の投資家向けに発行されるものが多いため、個人がネットで買えるようなものはまだまだ限定的です。

そもそもファンズ社が潰れたらヤバいよね

でももし仮にファンズ社が倒産してしまったら、投資したお金はどうなってしまうのでしょうか。その場合でも投資したお金は影響を受けない仕組みになっています。

※ 厳密にはファンズ社のデポジット口座に入金してから運用が開始される間と、分配金や元本償還などによりファンド組成企業からお金を受け取って、投資家が出金あるいは再び投資するまでの間は、信用リスク(ファンズ社が潰れてお金がなくなってしまう可能性)にさらされています。

ここらあたりはややこしいのでより詳しく知りたい人のためのリンクを置いておきます。

そんなに良いサービスなら自分たちで投資すればいいのでは?

良いサービスと思っているなら自分たちでも投資すればいいのでは、と思われるかもしれません。実はファンズ社の社員にもFundsを使って投資を行っている人がいます。投資時期などに制限がかけられていて自由に使えるわけではないのですが、ファンズ社の社員も気になるファンドには投資したいのです。

私自身は2022年12月16日現在で6つのファンドに投資中です。実際にFundsで投資を行った経験談を書いた杉原さんの記事もあるので、ぜひ見てみてください。

絶賛採用中!

Fundsについてできるだけわかりやすく説明したつもりですが、いかがだったでしょうか?この記事でFundsのことをより理解できたと思ってもらえると嬉しいです!

最後にファンズ社では採用も行っています。つい最近、採用情報が載っているかっこいい特設ページもできたので少しでも興味があればこちらも見てみてください。

会社概要:
ファンズ株式会社
第二種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第3103号
一般社団法人第二種金融商品取引業協会加入
手数料・リスク等について: https://funds.jp/terms/commission-risk-matters

注意事項:
Fundsで取り扱うファンドは金融商品です。Fundsでは掲載するファンド組成企業やファンドの登録を行う際に都度社内で審査を行っておりますが、金融商品である以上100%貸し倒れが起きないと言い切ることはできません。投資をする際には、ファンド詳細ページに掲載されている「重要事項説明書」「匿名組合契約約款」をよくご確認の上、ご自身での投資判断をお願いいたします。


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