Fundsの中の人がFundsで投資してみた
これは「Funds Advent Calendar 2022」13日目の記事です。
はじめまして!
Fundsとはローンチ前からの付き合い、Fundsの中の人の杉原と申します。
Deloitteの監査法人、FASからファンズ株式会社にJoinして早5年弱、経理とか部門の立ち上げとか色々やる中でふと重要なことをやってない!と思った日について書いていこうかなと思います。
きっかけは日常の中に
それはある日のこと、イチ消費者として、「このゲームの続編作った人たち前作やってないだろ!」とか、「この映画監督ちゃんと原作読んだのかよ!」とか思いながらPS5で遊んだり、Amazon Primeを見ているときのことでした(ブラックサン。。。いやいいのよ。。。音楽カッコいいし、キャスト最高だし、面白かったしいいんだけど。。。)。
あれ?そういえばこれ自分ではどうなんだろう?と思い、よくよく考えてみたところ自分もFundsの運営しているのにFundsで投資したことがなかったということに気が付いたのです。
なんという失態!!原作読んでない(かもしれない)映画監督のことをなんだかんだ言えません!!
ということで早速Fundsに投資してみました。
一応の言い訳なんですが、ファンズ社内の従業員がFundsに投資するためには個人投資家の方々に対して公平を期すために投資前に何個か突破しなくてはいけない規程があり、それを超えて投資するのはハードルがやや高いのです。。。
例えば、「先着募集の募集開始日には投資出来ない」、「投資を行うには事前に会社の許可を得なければならない」、「抽選募集の申し込みは出来ない」、「抽選式のファンズ優待を受けられない」などなど。
はい、話を戻します。
Fundsで投資してみた
Fundsの口座開設は既にローンチの時に済ませていたので、今回はマネーフォワードファンドMEファンド#1に投資しました!
投資するにあたってはファンド詳細ページをじっくり見て、マネーフォワードがどんな会社か、リスクはどの程度あるのか、匿名組合契約約款と重要事項説明書には何が書いてあるか等をつぶさに見てから判断しました。このファンドはコーポレートクレジットに償還リスクが紐づいているので借り手企業の財務諸表を見ることで色々と分かることもありました。
そして、実際に投資してみた結果、これからFundsで投資を始めるユーザーに伝えたい新鮮な投資体験があったのと同時に、ユーザー目線で見ると改善が必要な点も見えてきました。
Fundsのいい面その1 ~将来分配が見える~
いい点で言うと、やはり将来の分配が見える点ですね。
投資したときは、この時点でこれくらいのお金が入ってくるのか、何かに使うか、その時点で出ているファンドに再投資して複利効果を得ようかなどとニヤニヤしながら考えていました。
もちろんFundsは元利保証の商品ではないため、確実に分配予定表の通りに現金が入ってくるわけではないですが、自分で取れるリスク許容度の中で投資しているので、そこは過度に心配していません。
今見てもやはりニヤニヤしてしまいますね。このnoteを書いている間にもこんなこと考えてました。
毎月分配目指してみようかな
毎月少なくとも1,000円の分配をもらえるようにしてみよかな
いや、やっぱり毎月3,000円分配がいいかも
次は別業種のファンドに投資してみよう
長期ファンドの方が再投資がめんどくさくないな
いやー、これ考えてるときは至福ですねー。
でも利回りが高い案件にばかり投資すればいいというわけではないので、マインドが分配額だけに偏らないようにしないといけない点は注意しています。
Fundsのいい面その2 ~優待ファンド~
また、Fundsには優待が付いているファンドがあるので、その優待がいつ届くのかなと楽しみにしている時間も貴重な投資体験です(従業員は抽選優待を受けることができませんが)。こちらは再投資という選択肢がない分、よりダイレクトに未来の経験を想像できるので楽しいです。
優待ファンドにはまだ投資したことがないので、想像ベースですが夢は広がります。
Fundsのいい面その3 ~借り手企業が上場企業の場合は公開情報が取得しやすい~
こちらは投資判断前の話ですが、やはり借り手企業が上場企業だとIR資料がたくさんあるので、ファンド詳細ページと併せて見るとかなりの情報量になりますね。
情報は多ければ多いほどいいというわけではないですけど、基本的な財務情報や決算説明資料が公開されている上場企業に対する投資リスク判断はやりやすいなーと感じました(もちろん、未上場企業が借り手となるファンドについてもファンド詳細ページをしっかり見ればかなりのことが分かりますけどね)。
今回の投資をきっかけに過去募集分を含めた色々な案件のファンド詳細ページをじっくり見れたことで、個人投資家としても、運営に係るイチ従業員としてもいい示唆をたくさん得られました。
一方で改善したほうが良い点も見えてきました。
Fundsの要改善点その1 ~分配予定表への導線~
先ほどのFundsのいいところその1で挙げた、将来入ってくる分配を見てニヤニヤする行為ですが、それをするためにはマイページに入って分配予定表というものを開かなければなりません。
しかし、その分配予定表への導線が小さい!
過去のパフォーマンスは運用損益として見やすく整理されているので、ずっと投資してきた人にはいいUIですが、今投資を始めた人にとっては将来の分配予定表を見て未来を思いニヤニヤすることが全て。しかし、そのための書類である分配予定表が淡白だし、直感的にたどり着けるUIになってないのは投資家側からするとマイナスかなと思いました。
Fundsの要改善点その2 ~投資画面までが遠い~
あとは投資画面に進むまでの画面遷移が少しイマイチだなーと。
ホームページ開いたときに最初に来るのが口座開設への導線なのでそこから1クリックしなければどんな投資機会があるかわからないのは少し面倒だなと思いました。
(まずは口座開設してもらうことが大事なので、必ずしもこれが悪いわけではないですけどね)
これを社内でちょっと共有してみたところ、スマホ画面から簡単に投資機会が分かるページに飛ぶ方法を教えてもらったので共有します。
他にも実際に投資家目線に立ってみると色々見えてくるものがあり、今回分かったことを会社にフィードバックしてプロダクトをより良くするぞ!という気概に燃えてきたので、今回の行動はやってみて正解でした。
従業員が自分の会社のプロダクトのファンであることは当たり前だと思ってましたが、本質的にファンになるためにはちゃんとユーザーであることがすごく重要ということが身に染みました。
ちなみにですが、前にメルカリが実際にメルカリのプロダクトを使ったことがない人は採用しないという記事や、従業員にメルカリを使ってもらうために様々な取り組みをしている記事を読んだことがありました。
当時は特になんとも思ってなかったのですが、今回の投資経験を経てみると、顧客志向で一番身近な利用者である従業員からも愛される努力をしているプロダクトが国民的サービスとなっているのだなーと勝手に感じ入っています。
メルカリの採用についてはこの記事の中盤くらいで語ってらっしゃいました。
終わりに
というわけで、今回の投資経験で良かった点はユーザーに訴求し、改善が必要な点は会社にフィードバックすることでFundsをよりよいプロダクトにするぞ!と思いが一段と強くなりました。
これからもイチ従業員兼イチFundsユーザーとしてFundsをもっともっといいプロダクトにしていくために投資と業務の両方を頑張っていきます。
今のFundsとこれからのFundsの両方にご期待ください!!
一緒に働く仲間を募集しています
Fundはまだまだ発展途上のプロダクトなので、常に仲間を募集しています。興味持ってくださった方はこちらからぜひご確認ください。カジュアル面談も大歓迎です。
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