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FDM分析の反省・改善+銘柄についての考え方

FDM分析を作成してきたが、数字の部分に踊らされすぎて、FDMのFの部分に入り込めていない気がする。よって、もっと没入感を持って1つの企業にのめり込む方向性が必要になるになるためにはどんな要素が必要か検討していく。

2本記事を書いて感じたこと

実際に記事を書いてみて、以下の4ポイントが気になった。その4ポイントについて後述する。
①みんなが知っている企業のことを書いてもあまりワクワクしない
②FDM分析の項目はもう少し精選すべき
③数字は裏付け部分にして、会社のことを掘り下げる方向で行くべき
④誰を読者に設定するか

① みんなが知っている企業のことを書いてもあまりワクワクしない

自分が実際に購入していたこともあって、GoogleやAmazonといった、みんなが知っている企業をまず取り上げた。やってみて思ったのは、知名度の高い企業についてみても目新しさがなく、「まあ、そうだろうなー」という数字や事象が並んでいた。自分のような素人が行う調査なので、やはり有名な大企業を分析しても大手証券アナリストが出すレポートの方がよりわかりやすく、より有益な情報をまとめているはず。書いた本人も、ここ2回の分析はやったこと自体に意味はあったが、記事自体には価値はあまり感じられなかった。

②FDM分析の項目はもう少し精選すべき

18個の項目を並べていたが、それらがどのような意味を持っているのか、それぞれの項目のつながりなどの理解が甘く、その配置や構成がいまいちに感じられた。外部に出し、精選すべき項目がいくつかあったので、本来の9マスに戻していきたい。

③数字は裏付け部分にして、会社のことを掘り下げる方向で行くべき

数字にかなり重きを置いて注目したが、次からは数字は裏付けとして定性分析を主軸に構成していきたい。もっとワクワクしたいし、世の中が新しい企業によって良くなっていくかもしれない、という部分を自分なりに表現していきたい。イメージとしてはNewsPicksが過去にやっていた動画シリーズの「伝書鳩TV」のような記事を作成できたら楽しそうだなーと感じている。

このシリーズ、本当に大好きだったなー。終わってほしくなかった…

④誰を読者に設定するか

ここまでの記事は「誰がこの記事を読むのか」と言うペルソナを設定できていなかった。その結果、場当たり的な項目を埋める記事となってしまい、誰にとっても魅力がないものになってしまう。そこで以下の人々をペルソナとして設定する。

・金融教育(投資も含めた)が設定され始め、投資に少しずつ興味を持ち始めた若い世代
・2024年から始まる新NISAの成長投資枠についてどうしようか迷っている人々
・新しい、独特な取り組みをしている会社、SDGsなど新しい価値観に合致するような企業を探している人

金融庁HPの「新NISAのポイント」より引用

2024年からは新NISA制度も始まるし、若い世代への金融教育も始まってきた。少しずつ日本のお金が投資に向かい始める。大部分はおそらく投資信託やETFにお金が集まるだろうが、それらは指数に連動するような大型の会社が主体となる。しかしどんな大企業も最初はベンチャーであり、全く新しい価値を世の中に提示するのはスタートアップやベンチャーと呼ばれる企業たち。彼らにを少しでもスポットライトを当てて、の意味保有者の1部のシェアが少し広まるといいなと考えている。ただその銘柄への投資を推奨するのではなく、そういった世界の新しい潮流が出てきているのだということを日本人でも感じ取れるようなコンテンツを作ってみたいし、自分から探していきたいなーと考えている。

また自分の投資戦略としてもメインは投資信託やETFであり、このFDM分析による個別株投資はコアサテライト戦略のうちサテライトに当たる、そのため少額投資となるのでリスクは限定的であり、本当に気になる会社、応援したい企業があるのであればそこに投資していくべきだし、それによって得られる知見や経験があるはずだ。自分は安定した投資も好きだが、少しワクワクできるような冒険もしてみたいようだ。

今後の方向性

今後の記事の方向性を考えた結果、以下の項目を明確にしておこうと思う

  1. どんな企業を分析するか

  2. どんな観点を組み入れて、ワクワクできるようにしていくか

  3. FDM分析をどのように進化させるか

1.どんな企業を分析するか

新しい企業を数多くみていきたい。伝書鳩TVはシリコンバレーを中心としたスタートアップ、ベンチャー企業たちであったが、日本に住んでいて、そういう業界に携わっていない人間からすると、スタートアップ、ベンチャー業界をリサーチするのは不可能。だから、今回から株式市場に新規で上場している銘柄、いわゆるIPO銘柄を分析していく。ただ、上場して間もないIPO銘柄はボラティリティーも大きく、本当に価値ある事業を展開できているかどうかの数字的判断も決算資料が乏しいため難しい。よって、当初から2年ないし、3年が経っていて、ある程度の決算が出ているものを追いかけていきたい。

2.どんな観点を組み入れて、ワクワクできるようにしていくか

これから投資と言うものに興味を持ち始めるのは、日本国の制度の変化の流れを見てみると、どうしても若者世代になっていく。よって、若者が興味を引きやすいような価値観を軸として記事を作っていくべきだと考えている。よって、今回着目するのは高校の社会の教科書。教科書に記載されている課題を解決するような企業、もしくはある企業分析していた時に、どんな課題を解決しているのかと言うところに着目して発信をしていきたい。

そういう意味では、SDGsと言う考え方も要チェックだ。教科書にもSDGsが乗り始めたり、SDGsに関わるような中学高校や大学の入試が増えてきたという報道もある。教育が少しずつ変わるということはこれからの消費者や労働者の意識も少しずつ変わっていくことでもあるので、SDGs的な観点から自分なりに企業を見つめていくと少しワクワクできるかもしれない。

SDGs一覧

また株式市場にも新しい価値観が提示されつつある。例えば2021年8月ごろに話題になったSPO(Sustainable Public Equity Offering)。未上場企業が上場する際、サステナビリティ(持続可能性)に配慮した会社であることを証明するための枠組みで、2021年11月3日米アパレル大手Allbirdsはナスダック市場に上場した際に活用されるか注目されていた。Allbirdsは8月に「サステナブル株式公開(SPO)」フレームワークを発表し、注目を集めていた。しかし今回の上場では、米証券取引委員会(SEC)からの反対もあり、最終的にSPOフレームワークは取り下げざるをえなかったものの、この考え方を世界に提示したことに価値があり、株式市場でもこういった考えが意識されるようになっていくのだろう。

というのもダウ・ジョーンズ工業株価平均(NYダウ)の大元は19C末には当時の産業構造の中心である鉄道や工業が中心の構成であった。その後時代を経ていく中で情報通信や医療などのサービス業を取り入れていった。またNASDAQは時価総額加重平均であるので、現在時価総額が高いハイテク関連やインターネット関連の動向が強く反映される傾向にある。この2つの指数を見ても、次の特色ある株価の捉え方が出てきてもいいのではと思えるのである。とはいえ、今回SECに却下されてしまったので、独自にそういう観点からIPOして数年の企業を眺めてみるのも面白い。

3.FDM分析をどのように進化させるか

これまでやっていた分析の一覧が以下の画像である。

新しいFDM分析

これまでのFDM分析はかなり項目が細かく、調べる項目を絞った。また、より有名で多くの人々が参考にする指数や数字にした。

またこのFDM分析をどのような企業に行うかもここで明確にしておく。
これからやっていきたいのは「IPOセカンダリー投資」だ。

IPOセカンダリー投資とは、上場直後のIPO株を購入して利益を狙う手法のこと。しかし日本株ではなく、米国NasdaqにおけるIPO銘柄のセカンダリー投資を行いたい。というのもやはり米国市場はどんどん新しい企業が出てきて、かつ市場は世界規模、SDGsなど新しい価値観へのシフトチェンジも早く、よりワクワクして応援したくなるような企業がたくさんあると直感的に感じたからだ。そしてGAFAMをはじめとするビックテックやテスラなど超巨大企業はここから生まれている。

どんな企業も最初はベンチャー。であるならばそのベンチャーがより大きくなるために上場してくる場所で彼らを分析し、自分が持続的にファン投票(株式購入)できそうな企業に巡り会いたいものである。

最近のSVB破綻などに始まる金融不安もあってか、IPO業界に激震が走っている。IPOを目指すベンチャー企業の資金繰りが怪しくなったり、SPAC上場した企業が上場1年で破綻したりしている。しかし逆を言えば、数年前までは活況であったIPO市場が引き締められ、厳しい冬の季節に入った中で生き延びてきた企業はかなりの成長性とシェア、企業としての強さを兼ね備えているとも考えることができる。あのAmazonがネットバブルで生き残り、今は100兆円企業になっていることを考えても、色んな意味で面白い投資生活ができそうだ。

やっと「やりたいと思えるような投資」の原型が出来上がった気がする。あとはこれを数こなして目を養い、Fun.Do.Mental銘柄第一号と巡り会いたい。次は実際に企業を見て行く記事となる。


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