ベンチャー投資ラボ@note(3)中期経営計画の考え方編
ベンチャー企業の経営に関する考え方や組み立て方を紐解いて、ベンチャー投資の目利き力をより深めることを目的にした『ベンチャー投資ラボ@note』
この『ベンチャー投資ラボ@note』
弊社のFUNDOORチームが、起業家向けに開催しているオンラインイベントの内容のダイジェスト版となっています。
https://fundoor.com/
今回は、予算〜中期経営計画の策定について、解説させていただきます。
中期経営計画の策定方法を理解できると、投資先ベンチャー企業の経営状況を理解するのに役立つはずです!
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中期経営計画には4つのステップがあります。
①予算計画の策定
まずは1年分の利益計画を予算として策定し、3~5年分の利益計画を中期経営計画として策定していきます。
②数値目標の設定
数値目標の設定方法は、まず、「100億円企業になる」など、ビジョンやゴールを意識して数値目標を設定します。次に、実績をベースに積み上げで策定していきます。最後にギャップを施策や戦略で埋めながら現実的な水準に調整していきます。1年〜1年半は実績をベースに目標数値を出し、そこから先は、ビジョンやゴールとして掲げている目標数値に、「何をどう伸ばしたら届くか?」ということを考えていきます。つまり、現実的なかたちで、そのギャップをどう埋めていくか、ということを検討します。
③人員、投資計画の策定
まず、営業計画=売上計画から作っていきます。その計画数値を達成するために、必要な人員・必要な投資の計画を検討していきます。
④資金調達計画の策定
そして、それらの計画を実行するための、必要な資金を算出していきます。ここで算出された資金計画などは、資金調達計画とリンクすることになります。
事業が軌道にのるまでは、なかなか1年以上の先を見通すことは難しいと思いますので、足元1年分の計画数値をしっかりと作成します。
ただし、長期的には、会社のストーリーを描くことも重要です。ですから、IPO(上場)もゴールではありません。成長の1つの手段・通過点としてIPOがある、というスタンスが大事です。
以上、中期経営計画の策定方法についての解説でした。
次回もお楽しみに!
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FUNDINNO note 編集部
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