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ECF(株式投資型クラウドファンディング)での投資判断、あなたならどうする?

ネットでエンジェル投資「FUNDINNO」でのベンチャー投資について・・・

・FUNDINNOに興味はあるが、具体的にどんな投資なのか?
・どの案件に投資したらいいのか?
・他の人がどのように投資判断しているか?

このような疑問をお持ちのあなたに、未上場株への”投資愛”溢れる、FUNDINNO個人投資家お二人に、ネットでの目利きポイントについて聞いてみました。

*2020年3月23日に開催されたオンラインセミナー「“ネットで”『エンジェル投資』セミナーvol.2~ネットで目利き、あなたならどうする?~」の内容から引用しています。

メカニックさん、3つの”ネットで目利きポイント”

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■エンジェル投資家 メカニック氏
月間最高119万PVのWebメディアを運営する30代前半、3級FP資格を所有するカーメカニック。現在行なっている投資は日本株、米国株、ソーシャルレンディング、仮想通貨、iDeCo、株式投資型クラウドファンディング。2019年からは株式投資型クラウドファンディングの専門家としても活動中。FUNDINNOでは、2017年4月の一号案件から投資している。

<1>手触り感のある投資ができるかどうか!?

「一般消費者向けにプロダクトを出している企業の場合、プロダクトを体験できます。FUNDINNOでの発行者の例だと、アパレルのオールユアーズ、イヤホンのVIE STYLE、ゲームアプリのグッドラックスリーなどです。」

オールユアーズのジャケットを着用されていたメカニックさんは、出資先のプロダクトを利用している「誇らしい気持ち」や満足度、その企業の売り上げに貢献しているという感覚や、歩くたびに宣伝できるという感覚を、ECFの投資ならではの魅力としてお話しくださいました。

<2>投資する時は起業家(社長)を初めにチェック!!

2つめのメカニックさんのチェックポイントは、社長の「経歴・実績」です。
「ビジネスモデルも大事ですが、起業家に力があれば、どんなビジネスでも上場まで持っていけるでしょう。それを裏付けるのが実績です。社長がシリアルアントレプレナーで過去のエグジット実績があったり、大手で重役を経験していればなおさらいいですね。」

また、メカニックさんは、「FUNDINNOのサイトで案件ごとの動画を見て雰囲気をチェックし、違和感があると止める」こともあるそうです。さらに、他のメディア、FacebookやツイッターなどのSNSをやっているかどうかなどの、ネットならではのチェックポイントも確認するそうです。

<3>ファーストインプレッションでワクワクできたかどうか!?

メカニックさんは投資判断をする時に、第一印象でのワクワク感を重視されます。「移動を無料にするnommoc、「海中旅行」のオーシャンスパイラルなどには、『実現するだけで世界が変わるようなワクワク感』があった」そうです。「もちろんプロダクトに対しての進捗も見ますが、自分の直感を信じた出資は失敗したとしても納得感があります。」

また、FUNDINNOでの追加情報や質問BOXを利用して印象が変わった経験もあるそうです。「良いと思うこともありますが、質問BOXでの回答を見て、同じ回答を繰り返していたりするとマイナスになることもあります。質問への対応の仕方に気配りができるかどうかなどの人間性が出るので、経営者の姿勢をみています。」

小山内さん、4つの”ネットで目利きポイント”

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■エンジェル投資家 小山内 誠氏(foripo代表)
兼業投資家。本業の傍ら、個人で投資型クラウドファンディングを通じてスタートアップ30社に出資。
また、クラウドファンディング関連のイベント企画や、エンジェル投資家のコミュニティ「IFO Investors Club」運営を行う団体foripoを設立し、代表に就任。団体名のforipoは「for IPO」の意味が込められている。投資家としては、日本株の投資などで200万円からスタートして数年で10倍以上に増やし、これを原資として株式投資型クラウドファンディングへの投資を開始した。FUNDINNOでの投資は、2018年5月のnommocからスタート。

<1>自分が「使いたい!」と思うサービス、製品か

小山内さんのおっしゃる「使いたい!」は、メカニックさんのおっしゃる「ワクワク感」に通じるものがあります。だから女性向けのサービスなど、自身が対象のユーザーではない時は、想像力を働かせ、“もしも自分がその立場だったら”と考えていています。インバウンドのFesbaseは、「仮に自分が言葉の通じない国に旅行に行くなら使いたい」と思ったので投資されたとのこと。
逆に、メカニックさんは明らかに自分が使わないプロダクトやサービスは避けるそうです。

<2>企業ステージ、経営者の経歴、決算書、バリュエーションを一通り確認

小山内さんは、企業ステージと経営者の経歴をFUNDINNOの募集ページでチェックされています。

「企業ステージは<①サービスを開始する前><②サービス開始直後で顧客を獲得しなければいけない状態><③サービス開始後時間が経ち、顧客がついている状態>に分かれますが、③で売り上げが数億円あるものだと安心して投資できます。」
「財務については、企業ステージとともに売り上げの状態を重要視しています、2~3億円の売り上げがある方がポイントは高いですね。また、借入の状況や流動資産などは見るようにしています。」

小山内さんは企業ステージへのこだわりについて、エンジェル投資を行う中で、企業がスケールするまでに思ったより時間が掛かることが分かったので、最近は2年前に投資を行った企業とステージを同じにするため、後ろのステージの企業に投資するようにしていらっしゃるそうです。

メカニックさんは、以前よりも企業ステージにこだわりを持ち始めたそうです。「ステージが後ろに行くほど企業の安定性は高く、リスクも減りますが、キャピタルゲインも小さくなるので、何を重要視するかがポイントになりますね。」

<3>人気のある案件はやっぱり魅力的

小山内さんの感覚では「募集金額の上限金額を集められた方が、資金繰りに余裕が出て事業がうまくいく可能性が高まる。2回目の資金調達としてEFCをもう一度選んだとしても、1回目で上限に達したほうが2回目も募集金額が集まる可能性が高いと言えます。」
「人気のある案件は募集が始まってからすぐに終了してしまいますが、人気化しているかどうかの見極めは「SNSでの盛り上がりや温度感」であり、大体予測がつく」そうです。

<4>2回目の募集案件はIRを毎月発行してくれる会社だったかどうかが鍵

小山内さんは、1回目の調達は「計画」を重視し、2回目の募集では、「ユーザー数の増加や売り上げの増加など、数字として進展があったかどうか」を重視されます。2回目の募集案件については、「計画と実績に関してのIRを必ず確認し、“なぜだめだったのか”の部分を確認しています」とのこと。小山内さんがいいIRだと思った調達企業は、Fesbase。その理由は、
・数字として出せるものを全て書いていること
・それに対する考察が書いてあること
・今後どうするかが書いてあること
であり、わかりやすく、参考になったそうです。

もっと詳しく聞いてみよう!

投資判断にかける時間、ポートフォリオなどについても、FUNDINNOを運営する日本クラウドキャピタル 代表の大浦も参加して、話は続きます。

続きは↓こちらからご覧ください。



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