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【マッチレビュー】FIBAワールドカップ 2023 17-32順位決定戦 8/31 日本 vs ベネズエラ


スターター

・日本

・ベネズエラ
 6 SF ソホ
 8 PG クビラン
15  C グラデロール
19 PG ギレント
43 PF コルメナレス

試合のスコア


1Q 🇯🇵15-19🇻🇪

2Q 🇯🇵21-22🇻🇪 (🇯🇵36-41🇻🇪)

3Q 🇯🇵17-21🇻🇪 (🇯🇵53-62🇻🇪)

4Q 🇯🇵33-15🇻🇪 (🇯🇵86-77🇻🇪)

ボックススコア

総評・雑感

3Qまでは全てのクォーターにおいて、日本はベネズエラに遅れをとる苦しい展開となりながら、4Qに日本が一気にひっくり返した試合。勝負所でことごとく決めてくるソホやギレントらベネズエラのオフェンスには終始苦しみながらもディフェンスで粘り、日本はパリ五輪進出へ向け、大きく前進することになった。

3ptは日本34.3%(12/35)、ベネズエラ25.6%(10/39)。最終的な確率と成功数でこそ日本はベネズエラを上回り、チーム目標とする40%には近づけたものの、試合を通してアウトサイドシュートにはスタッツ以上に苦しんだ印象を受ける。

そんな中ではあったが、なんと言っても3ptを驚異の85.7%(6/7)という高確率で沈め、両チーム最多となる23得点を叩き出した比江島の活躍が光った。9点のビハインドを背負い始まった4Qにおいて、勝負所でのシュートをことごとく沈め"比江島タイム"を演出。最年長のベテランがチームの窮地の救う活躍を見せることに。

また11アシストでチームメイトの決定機をお膳立てしながら、自らも果敢なペネトレイトで19得点を記録した河村。そして、要所での3ptで流れを引き寄せ21得点を決めた渡邊が、比江島と共にチームオフェンスを牽引。ベネズエラに的を絞らせない見事な共演を果たしてみせた。

ディフェンスにおいては馬場、吉井を初め、特にウイングの選手たちによる厳しいコースチェックとプレスがハマり、ここぞという場面で日本がポゼッションを回復することに成功。一次ラウンドからほぼ休みなくプレータイムを伸ばし続け、オフェンスにおいては6得点と少し疲れが見えたホーキンソンも、終わってみればこの試合両チーム通じて唯一の2桁、11リバウンドを記録。要となる選手が自分の役割を全うしたことこそが、日本が勝利を手繰り寄せた要因と言えるのではないだろうか。

パリ五輪出場へ後一歩のところまで来た日本代表AkatsukiJapan。そのためにこのワールドカップにおける最後の試合、カーボベルデ戦に全てを懸けたい。

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