224.本屋の巡り方
本屋が好きだ。仕事帰りに立ち寄ることが多いし、なんなら仕事の昼休憩の際にランチ食べてから本屋を覗くことさえある。とはいえ、買うことはそれほど多くなく、見て回って退却、というパターンがほとんどだ。なんというか、あの本屋という空間を回遊するのが好きだ。本棚を眺めて、「あー、こんなものが出てるのか」と情報収集していく感じ。
本屋内をどのように巡るか、というのは人によって異なるところだろう。
僕の場合はまず新刊コーナーをチェック。特に文芸・人文・アート系の単行本と、文庫、新書は一通り見る。
それから雑誌コーナーも主にカルチャー系のところは、何か面白そうなものがないかチェックする。
それからブックフェアや選書特集が組まれた棚へ。どういう本のラインナップなのかをざっくり見る。ここでテイクフリーの選書リストなどがあれば回収。
ここまではどの本屋でもやるルーティン。
あとは時と場合によってという感じだが、映画・演劇・アート系の棚は毎回必ずチェックしている。この辺りは「著者で選ぶ」より「切り口や扱っている内容で選ぶ」部類のものだから、自分のアンテナには引っかかってなかったけど面白そうなものを見つける可能性がある。
新刊書店はどちらかといえば情報収集・アップデートがメインの目的で、「これはすぐにでも読みたい!」と思ったもののみ買っている場所。
ブックオフにもよく行く。こちらは「アンテナに引っかかっていたもののスルーしていた本」や、「安いから試しに読んでみようかな」みたいな感じで、がっつりサルベージ目的だ。だから新刊書店よりも、本棚を集中して眺めている時間は長かったりする。
本当ならどの本も新刊書店で買った方がいいんだろうけど、経済状況的に厳しいし、ブックオフの無思想な雑多さもそれはそれで居心地がよいのだ。
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