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6月3日〜8日 第9巻 『狐雨』

6月3日

気圧のせいか、ちょっと低調ぎみ。

仕事の後に上野へ行って、上野水上音楽堂の「ポエトリーブックジャム」に途中参加。先に書店ブースに行って、「代わりに読む人0」の予習のために買っておきたかった『挟み撃ち』を書肆海と夕焼けブースで買う。隣のブースだった友田さんにも挨拶。
ちゃんと見れたのはGOMESSと高橋久美子、最後の出演者全員集合による朗読で、音楽と言葉が絡み合うパフォーマンスはとても見応えがあった。最後の朗読では様々な人から寄せられた「2022年初夏」から始まる一行詩が読まれていく。コロナのしんどい時期を経て、決して終息はしていないがとりあえずの収束はしつつあるのかもしれない、そんな不安と希望が入り混じって、しかしそろそろ何かをやり始めたいという動きがじんわり感じられる「2022年初夏」という時間の積み重ねを感じて胸を打たれる。

2022年初夏 僕にはまだ魂があった
2022年初夏 クリームソーダの青に飛び込んでみる
初夏 初夏 スキップららら

6月4日

朝から外に出る。紀伊国屋書店の川柳フェアでいくつかフリーペーパーをいただいてから、三鷹へ移動。水中書店、りんてん舎。荻窪へ移動して駅前のBOOKOFFからのTitle。そこからまっすぐ歩いてfuzkueの西荻窪店に到着。持って行った「代わりに読む人0」と、途中の本屋で買った本を交互に読み進める。ドリンクは久々に黒いシャンディガフ。チーズケーキを食べて、はちみつチーズトーストも食べる。

夜は中野へ移動して三遊亭天どん師匠の独演会。弟子も含めて新作4本、古典1本というボリューム。天どん師匠の古典ネタおろしが「三枚起請」で、情けない三人連れが天どん師匠独自の雰囲気によりなんとも間が抜けて可笑しい。「三枚目の起請が出るか?」「出まーす!」にめちゃくちゃ笑ってしまった。

6月5日

気圧による睡魔に勝てなくなってきている。全然動けなくて、昼過ぎ迄ほとんど寝て過ごした。

夕方から新宿へ出て、仲入り後の時間から末広亭に入る。久々に彦いち師匠を観れたのが嬉しかった。ネタは「熱血怪談部」。トリは龍玉師匠で「もぐら泥」。このネタは喜多八師匠の音源とかで聴いてはいたけど、生で見たのは初めてかもしれない。丁寧な口演で、ゆったりした気分で笑う。龍玉師匠はここ最近何度か観ていて好きになってきたので、長講も聴きに行きたいな。

6月6日

急にミーティングが定時後の時間にセッティングされる。30分程度で終わると言われていたのに蓋を開ければ2時間弱。低気圧のせいでずっと頭痛でつらくて朦朧としたままでやり過ごす。ふらふらで帰宅してすぐに寝る。

6月7日

引き続き低気圧で頭がぼんやりとしており、珍しく凡ミス多発。今日はもう仕事できねぇ日だ、無理無理!という気持ち。

6月8日

鬼平、『狐雨』を読む。最近、立て続けに盗人を捕まえる手柄を挙げた同心・青木。そんな青木が岡場所で遊女と共に派手に遊んでいるのを平蔵の息子・辰蔵が目撃した。その話を聞いた平蔵、実は火盗改を管轄する若年寄からも青木の怪しい噂を聞かされていたことから、青木の身辺を調べ始めて……。で、ここまで来るといつもの鬼平犯科帳なら、調査を進めるうちに青木と賊の企みが明らかになって大捕物になるパターンだけど、今回は意外な展開で、後半から急に怪異譚へと変貌するのが面白い。狐の霊が青木の体に憑依して火盗改の役宅を訪れ、青木の口を借りてその行状を全てしゃべってしまうのだ。シリーズ物でたまにある、マンネリを避けるために投入されるファンタジーテイストの作劇をまさか、鬼平もやってくるとは思わなかった。怪異譚としても読みごたえがあるし、狐憑きの青木に対して、妻・久栄が冷静に対処するので平蔵が呆気に取られている感じも可笑しい。
この章で9巻は終わり。最近は他を読んだり諸々の作業をやったりしていて、鬼平を読む頻度が落ちてきていた。流石にこの巻だけで2ヶ月弱かかっているのは、ペースが遅すぎると思う。もうちょっと鬼平を読む頻度を増やしていこう。

久々にカラオケ行きたくなって仕事帰りに一人で1時間。帰宅後は英語もやりつつ、久しぶりにストレッチや筋トレめいたこともやる。夏の健康診断までに減量したい。

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