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335.神田伯山ティービィーが面白いよ

過去にオススメ落語番組としてNHKの『落語ディーパー!』を紹介するnoteを書いたのだが、メインパーソナリティを務めていた東出昌大の不倫が報じられちゃったので、今後の放送が危ぶまれてしまった。
このnoteではその他に印象的な過去の番組として『超入門!落語THE MOVIE』や『噺家が闇夜にコソコソ』を紹介する予定だったが、それより何より今まさにリアルタイムで進行中の演芸番組があるので、それのことについてメモしておきたい。
現在、Youtubeで毎日更新されている『神田伯山ティービィー』だ。

二つ目の、しかも講談師としては異例中の異例な活躍っぷりを見せてきた神田松之丞さんが、この度、真打ちに昇進し6代目の神田伯山を襲名することとなった。
このYoutubeチャンネルは伯山師匠が寄席演芸の魅力を発信する場として開設。このnoteを書いている時点では、新宿末廣亭で開催中の真打披露興行に密着したドキュメンタリーを毎日公開している。

で、この動画が毎回面白いんだ。落語ファンとしては「うわあ、小助六師匠の高座上がるシーン、軽みがあっていいなぁ」とか「おっ、前座は三遊亭金かんさんだ!」と情報量が多すぎる。もうこれぼんやり見てるだけでニヤニヤしてしまいます。
ただ、きっと落語ファンでなくても面白い動画だと思う。寄席の楽屋という普段は見られない非日常な世界を覗き見る楽しみもあるし、個性的な芸人さんが次から次に出てくるので全然飽きない。笑福亭鶴瓶師匠や爆笑問題など普通YouTubeオリジナル動画になんて出てこないような大物ゲストがバンバン出てくるのも見応えがある。
そして、落語家さんたちの素の姿を毎日見ているうちに、「今まで知らなかったけど、この芸人さん気になるなぁ」と新しい出会いが生まれるかもしれないのだ。Twitterでは「三遊亭遊雀師匠が好きになった」というようなツイートを見かけた。めちゃくちゃ大好きな落語家さんなのでとっても嬉しい。

末廣亭の夜の部は17時開演で21時終演だ。ということは毎日4時間近い映像素材があることになる。その中から面白いところをピックアップして15分程度に編集し、字幕を足して翌日の昼過ぎに更新していることになる。いやぁ、制作スタッフさんの仕事が本当に素晴らしい。
そうして毎日更新されることにより、同じ興行の中にも1日ごとにドラマがあるんだなぁということが伝わってくる。公開順に観ていくのがオススメです。

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