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096.フーセンガムの思い出
先日、友人のもりたから突然、「ヤンヤンつけボーってわかる?」というLINEがきた。正直、名前だけでは全くピンとこない。調べてみたら、棒状のクラッカーにチョコレートをつけて食べる駄菓子で、小さい頃に見覚えがあった。とはいえ、そんなに好きこのんで食べた記憶もない。もりたにそう伝えたら「うそん……」と落胆していた。
さて、そんなもりたに、今日のnoteで何を書けばいいか相談したところ、「駄菓子のこと」というお題をもらった。よっぽどヤンヤンつけボーのことが尾を引いてるのだろうか。
小学生の頃、もちろんチョコやスナック菓子も食べてはいたが、消費量が一番多かったのはロッテのフーセンガムだった。今もあるドラえもんガムや、「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」など、コロコロコミック関連のキャラクターものが多かった記憶がある。
ガムは板ガムで5枚入り。一枚噛んで、味がなくなったら捨てるのが普通の食べ方なのだろうが、当時の僕は5枚のガムを一気に口の中に入れて、味がなくなってもひたすら根気よく噛み続けていた。
書いていて思い出したのだが、僕は晩御飯になるとそれまで噛んでいたガムを口から出していったん銀紙の上に移し、夕食後、置いておいたガムを再度口に入れて、寝る前までひたすら噛み続けていた。幼少期の僕の衛生的なマズさと行儀の悪さには呆れるが、それほどガムを噛むことに謎の執着があったのだ。
ちなみにロッテのガムは包装紙にポイントが書いてあって、一定のポイント数を貯めて応募すると、景品がもらえるシステムになっていた。一番のお気に入りグッズは爆走兄弟レッツ&ゴー!!の電卓だった。まず、色がゴールドなのがすごい。今までの人生で金色カラーリングの電卓を見たのはあれが最初で最後だ。ちょっとしたミニゲーム機能も付いていて、暇な時に遊んでいた記憶もある。
というわけで、僕が一番思い入れがある駄菓子はフーセンガムなのだが、割と少数派なんだろうな。
ちなみにこの原稿は、ヤンヤンつけボーを食べながら書いている。おいしいじゃん。
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