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218.漫画のこと

大学生の頃から今に至るまで、ほとんど漫画を買わなくなった。自室の本棚を観てみると、漫画は田島列島『子供はわかってあげない』上下巻と、宮崎夏時系の短編集が数冊ある程度で、3巻以上の作品はない。

漫画自体を避けているわけではないのだけど、巻数の多いものが金銭的・本棚のスペース的に揃えられないので、漫画の冊数自体が少ない。連載を追うという、終わりの見えない状態もストレスだったりする(スマホのソーシャルゲームになかなかハマれないのも、ストーリーが完結しないからだし)。

小学生〜高校生の頃はちょいちょい漫画を読んでいた。小学生の時、僕はコロコロコミックを、弟はコミックボンボンを買っていた。それが、中学以降は少年ジャンプとサンデーに変わり、途中で月刊少年ジャンプも加わった。
コミックスとしては、小さい頃から妖怪が好きだったので、『地獄先生ぬ〜べ〜』を小学生の頃に一番読んだはず。『金田一少年の事件簿』もたぶん小学生のときには読んでたな……。
おそらく幼い頃に読んで一番影響を受けたのは、父親が買い集めていた手塚治虫の短編集だった。小学校低学年が読むには刺激が強いストーリーも多かったが、ここで読んだ作品群によって自分の嗜好の多くは決定づけられた気がする。あと、幼いながらちょいと厭世的な感じを学んだのも、手塚のダークな雰囲気の作品のせいだと思う。手塚作品は久しく読み直してないけど、今読むと何か発見があるかもなぁ。

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