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219.お題短歌のこと

「恋人を喪った安田短歌」という企画以外にも、たまにテーマやお題で短歌を作ることがあった。今回は二つ、お題ありきの自作短歌を紹介する。

ヤッテオ姉妹短歌

元々Twitterで、「『やっておしまい』が下の句に入る短歌」というお題があったのだが、「やっておしまい」→「ヤッテオ姉妹」の誤変換が頭から離れず、そっちの短歌を作ってしまった。なぜかフィギュアスケーターという設定。途中からフォロワーさんの提案によって、姉が大変なことになったり妹が塞ぎ込んだりと謎のストーリー展開を見せた(俺の中で)。
ここで得た「短歌にするとエモくなる」という感覚が、後の安田短歌につながっている。

退屈な日々にさようならを短歌

今泉力哉監督の映画『退屈な日々にさようならを』をモチーフにして作った短歌。
今泉監督は今年『愛がなんだ』『アイネクライネナハトムジーク』によって認知度を格段に上げたこともあり、長らくソフト化されていなかった『退屈な〜』も最近DVD化された。
今泉監督作品の中でも、個人的に印象的かつ簡単に「こう感じた」とラベリングできない機微がたくさん詰まっていて、しかしなんとも変な作品を、自分なりに短歌へ消化したらこうなった感じ。ぜひ映画本編も観ていただきたい。

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