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115.幸せを感じる瞬間

何を幸せに感じるかは人によって異なる。恋人と過ごすひとときに幸せを感じる人、仕事の成功に幸せを感じる人、休日にのんびり眠ることに幸せを感じる人もいるだろう。幸せの形は実に様々だ。

では、僕が幸せを感じることとは何か。
それは「松屋の牛丼に半熟卵をかける」、その瞬間である。なんて安上がりな幸せかとお思いかもしれないが、マジで多幸感がヤバいのだ。どのくらい幸せかというと「松屋の半熟卵の黄身色の壁紙の部屋で目覚めたいのだ」という短歌を詠んでしまうくらいに、牛丼+半熟卵は僕にとっての幸せの象徴なのだ。

松屋で牛丼(並)と半熟卵を注文すると、トレイに載せられた牛丼、味噌汁、小皿に入った半熟卵が運ばれてくる。卵に触れる前に、まずは味噌汁を一口飲んで軽く口を湿らせる。人によって半熟卵は黄身を割らずにかける人もいるかもしれないが、僕は先に軽く黄身と白身を混ぜておく。そこに醤油をひと垂らし。さらに付属の七味も卵に混ぜる。
ここまで準備して、初めて卵を牛丼にかける。全面にまんべんなく。この瞬間こそが、松屋での一番の盛り上がりだ。半熟卵を牛丼にかけるために松屋に来ているといっても過言ではない(いや、ちょっと過言だ)。あとは無心でもりもり食う。

ちなみに他の牛丼屋にもいくが、卵はかけない。なんならすき家ではチーズ牛丼を食べる。僕の中で松屋とすき家は同じ牛丼といえど目的の違う店なのだ。

松屋に関しては、牛丼+半熟卵の件のほかに「ご飯が進む味付けの開発力高すぎ」という話題もあるのだがそれはまたいつか。

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