272.日記(12月15日〜12月17日)
12月15日
今日は一日家でぼんやり過ごすと決めた日。午前中に軽く部屋掃除。
昼食は白菜と豚肉のミルフィーユ鍋。美味しいけどちょっと作りすぎた。白菜はちょこちょこ食べるくらいの量がちょうどいいな。分厚い部分の食い出がありすぎる。
溜まっている録画を消化しようと『シネマ狂想曲 名古屋映画館革命』を観る。名古屋の映画館の名物スタッフに密着したメ〜テレのドキュメンタリー。見た目は細身のおとなしそうな感じの佇まいなのに、映画について喋り続けるところにヤバさかみなぎってる。喋り過ぎてなかなかパスタを食べない昼食シーンが素晴らしい。情熱に任せて好き勝手に上映企画をやってるが、そうやって働けるのは支配人のお陰だし、娘が幸せが大前提でそれがあって初めて趣味に生きられる、というスタンスなのがよかった。
夜に『いだてん』リアルタイム視聴。noteにも書いたがナイスなドラマだった。
12月16日
これまでスマホにイヤホンジャック無くて音源聞けなかったんだけど、USB Type-Cをイヤホンジャックに変換するケーブルを発掘したので、ラジオクラウドのアプリを始めた。聞き逃していたラジオ類をがつがつ聞いていくぞ。
仕事の通勤時間で川上弘美『センセイの鞄』を読了。電池と月の取り合わせや、キノコ狩りエピソードのシュールさなどディテールが楽しいし、お互いの距離をある程度保ちながら触れ合いを試みる月子の胸のざわつきの描写もよい。一方で文庫の解説で触れられてる酷評や、書名で検索するとサジェストされる「気持ち悪い」という感想もわかる。センセイ、サラッとしてるようで結構性欲をがっつり発揮してたりするしな……。愛情ではなく恋情という、「相手の心のわからなさ」の話だなと思った。
12月17日
雑な感じで振られていた仕事、とりあえず終わりが見えてホッとする。もう年末な感じで、なんとなくぬるい雰囲気の社内。
フォロワーの大学院生、ラテさんが修論のエピグラフに僕の短歌を引用してくれたらしい。前から「Ryotaさんの短歌、使います!」という宣言はされていたが、実際に報告を受けると「正気か……?」という気持ちになる。嬉しいけど。
ラジオクラウドで文化系トークラジオLife「いま友達と集まるならどこですか?」回を聴き終える。日本では知らない人と新しく関係を構築するためにSNSを使う人が少ないという話が興味深かった。僕なんかはTwitterで知り合った人とばかり遊んでいるのだが……。
「社交」というのはそもそも素性をリセットして新たに知り合うことであり、だからこそ敵対する家に生まれたロミオとジュリエットも出会えたのだ、という、その素敵さ。
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