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256.日記(12月1日)

12月1日

起床。昨日よりはまだ体調がいい感じ。

今日はもりたと昼から舞台に行く予定だったので、上野へ移動。早めに着いたので駅ナカの書店で時間を潰す。店頭で見つけた中井治郎『パンクする京都 オーバーツーリズムと戦う観光都市』が面白そうだったので購入する。観光客が殺到することによってトラブルが起きたり町の環境が汚されたりする観光公害の実態を、京都を例にして紹介する本らしい。次の週末に社員旅行で京都に行く予定なので、それまでに読んで備えよう。

もりたと合流。軽くランチしたあと、上野ストアハウスで劇団白昼夢『麒麟大展覧』を見る。
敗戦後、天皇の人間宣言を皮切りに神秘の力が失墜することを危惧した宮内庁は、人間に神秘の存在を思い出させるため、世界中の妖怪たちが集結するスポーツ大会「キリンピック」の開催を決定するが……というストーリー。あらすじだけ見ると「いだてん」ミーツ「ゲゲゲの鬼太郎」的なテイストだが、再演なので大河よりも早い!悲しい境遇を抱えた妖怪たちがスポーツに奮起していく楽しい前半から(急にテニミュになる迫力満点のテニス対決など)、徐々にキリンピック開催が危ぶまれてい後半のく切ない展開まで、筋が割としっかりしていて、エンタメ度高し。
登場人物もキャラ立ちしていて楽しい。天才キャラな座敷童や色っぽい絡新婦(演じているのは男性なんだけど、ダンスがセクシー)など妖怪がとってもよく、人間側では主人公の先輩・安曇さんがツラい立ち位置で泣かせる。
他にも音楽の使い方(「上を向いて歩こう」を絶叫したときのエモーション!)、エネルギッシュさによって引き出される笑い、「麒麟」というモチーフの組み込み方など、諸々の要素を面白く観た。

終演後、もりたと飲む。もりたは白昼夢のファンで今回の公演もすでに2回観ている。3回目だというのに、「白昼夢はいいなぁ」とずっと言っていた。演劇の感想やら、「今年も一年早かったなぁ」の話などを3時間くらい。「来年はどうしようかなぁ」の話もする。「痩せたいなぁ」の話も。

解散。帰りの道すがら、もりたたちとLINEで「忘年会したいねぇ」と話す。

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