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217.日記(10月21日〜10月23日)

10月21日

今日仕事すれば明日は休み、ということで、ちょっと職場は緩い雰囲気。

献血してみたい、という話をしたらフォロワーさん何人かから「条件的に献血できない私の分も……!」と言われる。その人たちのためにも、と思ったが、必要な身分証明書類が揃ってない説が浮上したので、一旦見送り。

10月22日

朝から強めの雨だったので、昼まで寝る。即位の儀式とかそこら辺はまったく見ず。

フォロワーさんから借りていた、舞台『鉈切り丸』のDVDを見る。フォロワーさんとしては森田剛の素晴らしさを僕に布教したいらしい。確かに、今作の森田剛、バツグンに良い。見た目や出自にコンプレックスを抱えながらも、策謀を巡らし、天下を狙う極悪人を、素晴らしい身体性で演じきっている。あと、やっぱりあの声の上擦りによってもたらされてる魅力みたいなのあるよね……。

夜は『ジョーカー』を観る。冒頭の時点で「なんかいい映画が始まってしまったぞ……」という感じがビンビン。アメコミ原作ものというより、『タクシードライバー』とかの70年代アメリカ映画みたいな質感だなと思ったら、監督がその時代の作品を偏愛しているらしい。何を置いても素晴らしいのはホアキン・フェニックスの演技と存在感。いや、ホアキンがやるジョーカーなんていいに決まってるだろという感じだが、思っていた数倍「いい!!!」というハマりっぷり。なんなんでしょうね、あの画が持つ感じの佇まいは。照明とか音楽とか込みで画面がめちゃくちゃ良い……。展開としては、手際よく地獄に落としていく感じが巧みだなぁと思う。小人症の同僚とのエピソードがとても印象的。あー、あのときのお前、笑うのすぐやめたもんな……。

10月23日

半端に一日休んでの水曜日。なかなかダルダルな感じで出勤。とりあえず来ている仕事を定時までやる。

仕事帰りに早稲田松竹で『グリーンブック』を観る。黒人差別がひどいアメリカ南部へコンサートツアーに出かける黒人ジャズミュージシャンと、白人ボディーガードのロードムービーで、差別についてを真正面から描きつつ、コメディとして小粋な仕上がりにしている脚本の巧さ。あのとき言ってたあれが、ちゃんと胸に響いていたからこそのこの行動!という展開に感動する。こういうのは伏線回収って言わない。時間を経てもこの人にとって大切な何かとして心に残ってるんだね……ってことなので。ラストの切り方も小粋にあっさりなのが好み。
それにしても今後の早稲田松竹のプログラムが気になる作品ばかりで困る。

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